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日本に蔓延する同調圧力 2

共同体主義が生み出す改革やイノベーションに大敵

 

異質なものをいれること

同調圧力を避けるためにはどうしたらいいのでしょうか。

組織としては、異質なものを大切にすること。これまで、異質なものが入ると効率が落ちると考えられてきました。でも今は、それが必要です。ダイバーシティ(多様性)が話題になっているように、多様な視点を持つことで、新しい商品が生み出せたり、消費者のニーズに応えられたりします。また、少数の異論を認める姿勢を大切にしたいもの。会議を開く場合でも、同じ意見一色にならないような工夫が必要です。全会一致で決定するというのは、一見いいように見えますが、議論ではなく忖度が疑われます。それに、議論が活発になれば良いアイデアがうまれるはず。

一方、個人が取れる対策としては、いくつかの集団に帰属することが一番です。共同体で同調圧力が生まれるのは防ぎようがないので、それによって心が壊されないようにしましょう。一つの集団で圧力がかけられても、他の集団で認めてもらえばいいのですから。また、真正面からの対策であれば、どうして圧力をかけられるのかを分析してみてはいかがでしょうか。例えば、会社で先に帰りにくい雰囲気の時。自分が先に帰っても周りの人に迷惑を掛けないようにしたら、分かってもらえるかもしれません。先に帰るけれども自分の仕事は自宅でするなど、働き方に工夫をしたらいかがでしょうか。

それでもダメというのは、悪しき共同体主義です。自分の心が病まないうちに、他の集団に逃げ込むことをお勧めします。

日本に蔓延する同調圧力

異常に高いマスク着用率

コロナ禍で、学校や地域の運動会、花見、祭りなど、あらゆる行事が中止に。また、マスクをつけずにランニングをしたりすると、冷たい視線を浴びることも。そんな「従わなければいけないような雰囲気」を同調圧力と言います。

もともと同調圧力は功罪の両面を持ちながら、日本社会に深く浸透していました。

例えば、職場では言われなくても身なりは整えるし、後輩は先輩の姿を見て振る舞いや言葉遣いを学んでいくものです。その反面、自分都合の休暇が取りづらいとか、周りが残っている間は先に帰るにくいなどの声も多く聞こえます。

コロナ禍でのマスク着用率の高さが話題になっていますが、実際の必要性より、世間の目を気にしている人が多いのではないでしょうか。しかし、そんな圧力を苦々しく思いながら、他者に対しては無自覚に厳しい視線を送ってはいませんか。

皆がマスクをしたため感染防止が進んだのだから良かったじゃないか、という意見もあります。確かに、同調圧力によって、いい方向に進みことは多いのですが、エスカレートすることで個人の「自由」が犠牲になることが問題です。

 

昭和までは生産性を向上

日本の組織や集団は同調圧力を生み出す共同体になりやすく、そこには、「閉鎖性」「同質性」「未分化」という三つの特徴があります。

一般的に共同体には、その維持と利益追求のために、メンバーに足並みを揃えて行動するような同調圧力が生まれます。特に、閉鎖的な世界だと共通の利害による”運命共同体”となり、個人が勝手な行動を取らないように相互に監視するようにも。

閉鎖的なところに、同質性が加わると、共同体としての意識は一層強まります。同質性が高いほど、多数派が圧倒的比率を占めるようになり、その圧力は強くなるのです。

また、日本の会社では、課や係などの集団で行なう仕事ばかりで、一人一人の分担が明確でないケースが多い。組織と個人が未分化だと、自分は自分、他人は他人という区別ができず、同調圧力に無防備になります。

昭和までは、同調圧力が生産性を向上させ、企業と個人の双方にメリトがありました。ところが平成になり、グローバル化、IT化が進むと、日本的な”共同体企業”の限界が明らかになりました。グローバル化での成長の原動力となるイノベーションは、突出した意欲や個性から生まれます。しかし、共同体が生み出す同調圧力はこれを阻み、イノベーションの大敵になるのです。大切なのは、個人に自由があるかどうか。わがままや迷惑でない意見、道理に裏付けされた行動などは尊重されるべきだと思います。

膝に負担をかけない座り方 2

体重が減ると痛みが軽減

「痩せると膝の痛みは減る」と、聞いたことがある人もいると思います。たしかに、膝関節にとっては、体重は軽いに超したことはありません。ある研究結果では、6キロまたは体重の10%を減らすと日常生活での痛みが緩和されるというデータがあります。膝への負荷は、立っているときで体重の2倍、階段で3~5倍といわれています。つまり、体重が2キロ減ったら、立っているときは4キロの負担が減り、階段では6~10キロ分ということになります。体重管理をすることで、膝への負担もコントロールできるのです。しかし、体重を減らすことは長期戦になり、つらい気持ちになることもあるかもしれません。痩せることだけが膝の痛みへのアプローチではありません。補助器具を使うなど、生活が少しでも楽になり、長続きそそうな対策を始めてみてください。

入浴時には湯船の中で足をゆっくり曲げ伸ばしたり、太ももやふくらはぎをマッサージしたりすると、むくみ予防にもなるのでオススメです。

 

下半身の筋力を鍛える

身体を支える下半身の筋力を鍛えることは、足を運ぶときに体がぐらつかないので膝への負担が抑えられます。

膝に軽い痛みがあってもできる筋力アップの運動があります。横になっての運動や、水中での歩行など、足の裏が地面についていない形での筋力トレーニングは、体重の負担が膝にかかりにくいのでオススメです。

痛み以外にも、膝を動かしたときの音が気になることも。例えば屈伸して膝が鳴っても、痛みがなければ、基本的には問題ありません。ただ、痛みを伴う場合は要注意。整形外科に1度診てもらうとよいでしょう。受診の目安は、痛みが大体1週間続いたとき。半月板の損傷や悪性腫瘍など、深刻な病気があるかどうか、検査で調べることができます。痛みの原因を診断してもらうことが大切です。

 

ポイント

 ① 正座のときはタオルを挟む

 ② しびれたら足を伸ばす

 ③ 膝をひねらない

膝に負担をかけない座り方 1

膝が痛く。立ったり座ったりする動作がつらい時はありませんか?膝に痛みを感じている人の多くが、診断を受けないまま我慢したり、通院しても症状の改善が見られなかったりしています。膝に負担のない座り方のコツを考えましょう。

 

しびれてきたら姿勢を変える

膝関節に負担がかかる動きは大きく分けて二つあります。

一つ目は膝を深く曲げること

二つ目は膝関節をひねること

床や畳といった「地べたに座る生活」は、この二つの動きをしやすく、膝の曲げ伸ばしがつらい人にとっては、痛みの悪化につながることがあります。

反面、椅子を使う場合より上下運動が多くなるため、筋力をより多く使います。あまり長時間でなければ、膝の痛みがない人にとっては、下半身の筋力を維持し、安定した姿勢にもつながるというプラスの側面もあります。

ただし、過去に膝の怪我をした経験があったり、正座をすると痛みを感じたりする人は、地べたに座る時間を短くし、いすをつかった方が膝にとって良いでしょう。

座った姿勢から立ち上げる時に、膝関節に大きな負荷がかかります。特に、同じ姿勢を長く続けると、回復にも時間がかかるので、立つ前に1度膝を曲げ伸ばしたり、立て膝にしたりするなど、姿勢を変える工夫をしましょう。

正座をどれだけ続けられるかは、体格や慣れなどによって異なりますが、しびれた感覚があれば、休憩のタイミングだと思ってください。

 

あぐらや横座りは負担大?

椅子を使う生活が広まってきていますが、畳や床に直接座る機会も多くあります。特に、正座をするとき、少しでも膝への負担を軽減するコツを紹介します。

まず、膝が曲がる角度が深いほど、負担が大きくなるので、曲がる角度を小さくする工夫が大切です。具体的には、膝の裏側にタオルやクッションを挟み、お尻でそれをつぶすように座ることで負担を軽減できます。

足の崩し方によっても膝への負担は変ってきます。例えば、両足を片側に出す「横座り」や、足を前で組む「あぐら」、正座の態勢から膝下を両側に広げる「とんび座り」。これらは、ひねる動作が加わるため、膝を痛めるリスクがあり、あまりオススメできません。しびれを取るために崩しているつもりが、かえって負担を増すことがあるので注意が必要です。しびれを取るには、膝をのばすこと。血液の流れが循環して回復が早くなります。また、正座をしている時、のけぞるような姿勢になると、膝周りの筋肉が引っ張られるので、負荷がかかります。正座の姿勢は、真っすぐ、または少し前かがみの姿勢を意識しましょう。正座いすを使った補助も、膝の負担を軽減する方法の一つです。

国際的に広がるタクソノミー 2

標準化機構が案を公表

ところで、コロナ禍に対応した経済回復のグリーン刺激策では、タクソノミー導入後のEUがG20で断然トップであった。今日、多くの国が気候政策の遅れは、その分、経済成長に悪影響を及ぼす捉えている。気候政策の資金繰りを考え、緑化洗浄を追放するタクソノミーは、国際化し始め、お金の流れも変えようとしている。

小泉環境大臣は、「カーボンニュートラルといっても、お金の流れが変らないと、世の中、産業構造を含めて動きません」と答弁したが、国際的な流れに乗るもので、傾聴すべきだ。世界基準をとりまとめる国際標準化機構(ISO)は、タクソノミー案に基づいて議論を深めており、本年中には公表する予定だ。さらに世界のGHG排出量の55%、人口の50%を占める国々が国際プラットホーム(IPSF)を創設し、しかもIPSFにタクソノミーの作業を要請する名だたる国際機関も決定。特に世界銀行グループやOECD等は緑の定義やタクソノミーを強調し、EUは中国やインド、カナダ等と議論を深めている。さらにEUは中国と協議し、最大の違いは技術基準であるが「CCT(世界共通タクソノミー)」を本年なかごろまでに公表する予定である。

一方、EU離脱後の英国は自国版に取り組み、アジアでは本年初頭にASEANのハブ化を目指す「シンガポール版タクソノミー」が脚光を浴び、マレーシア等も検討中だ。

さらに各国の中央銀行等からなる国際機関「NGFS(金融システムをグリーン化するためのネットワーク)」が、タクソノミーを含む導入ガイド版を公表したが、将来の国際タクソノミーに対するNGFS参加国の実態調査結果に驚きが走った。全体の56%が国際的なタクソノミーを予定し、13%が将来の係わりを示していたのだ。

 

精緻な法制度の必要も

20数年前、国際スキー教義で日本が連戦連勝したが、唐突なルール変更があった。その後、日本は低迷期を迎えた。全く次元が異なるが、EUの仕組みが広がり、早晩、規制(タクソノミー)の影響が及ぶ。国民が汗水垂らして稼いだ個人の金融資産が過去最高の2000兆円に迫るが、日本は世界のESG潮流を乗り越える先導性を示すべきだ。いまさら、言うまでもなく金融市場はグローバルである。行き交うマネーは一種の争奪戦である。今日、ESG債などの国際的な「情報開示」は急速だ。透明性ファーストだ。素性が悪い金融商品は魅力を欠き、市場が相手にあいない。現総理は、「3000兆円ともいわれる海外の環境投資を呼び込みます。そのための金融市場の枠組みもつくります」と演説した。重要な内容である。しかし日本は制度設計が曖昧なため持続可能な金融に向かう日本のマネーの多くが海外に流出している。期待とは逆の動きが国内で起きている。国際的な(開示要求の〕流れは厳しい。ソフトな紳士協定では効果が薄い。精緻な法制度が必要との指摘が多く、しかも強まっている。今後、EUタクソノミーとつながる炭素国境調整メカ二ズム(CBAM)の影響を受けかねない日本は、アジア諸国と連携し、EUと調整できる野心的な仕組み「アジア・日本版タクソノミー」を導入すべきではないだろうか。

国際的に広がるタクソノミー 1

地球の治療教科へ

私達の惑星・地球は病んでいる。「コモンズ(共有地)の悲劇」である。これは共有地と牛の放牧として有名だ。農民は利益を求め多くの牛を放牧する。自分の土地であれば、牧草がなくならないように牛の数を決めるが、共有地では自分が牛を増やさなくとも他の農民が牛を増やす。自分の利益が減るので牛を増やし続ける。農民は自由に利用出来るので牧草地は荒廃し、前農民が被害を受ける。

同様に地球の「清浄な大気」を我先に争奪・乱用し、今日大気汚染は年間数百万人の死と気候危機という悲劇を招き寄せた。

世界の国内総生産(GDP)や温室効果ガス(GHG)排出量の70%を占める国々が、既に2050年気候中立宣言し応戦中だ。地球の治療強化に向かう。問題は資金繰りだ。金融市場では環境関連債が世界的な関心を呼び、特に”ESG(環境・社会・企業統治)債”は、世界総額が年間3400兆円に及ぶ。SDGSの必要額の4~6倍だ。

しかし、50年までの脱炭素に必要な世界投資額は1・1~1・6京円とされる(ボストンコンサルティンググループ推計)。一方、市場はいまだ問題を抱えている。緑化洗浄(グリーンウオッシュ)の蔓延だ。すなわち緑の仮面を着け中身が薄黒く素性の悪い資金だ。これが続けば地球の加療は、効果が薄れる。

EUは、資金繰り、緑化洗浄、お金の流れる方向等の解決のためにタクソノミーを導入した。タクソノミーとは、生物学の”分類”を意味する。すなわち経済活動の”緑の程度”を値踏みするグリーン分類法である。EUとして、気候対策に30年まで追加的に毎年約35兆円が必要だとしている。

EUはこの分類法を通じて雇用数500人以上の大企業を対象に67の経済活動、EU27カ国全体のGHG排出量93%以上の範囲の緑の程度を全面開示する。関係する技術基準は、5年ごとに更新。例えば、水素製造は、GHG発生量、電気使用量の基準が5年ごとに厳しくなる。また緑を害する経済活動は、制約を受ける。これは”悲劇”から脱出する分類法だが、幅広く国際的な普及が必要だ。

 

危機から脱するグリーン分類法

EUは導入後、経済回復のトップに

 

タクソノミーを要請する国際機関

 気候変動対策に取り組む財務大臣連合(CFMCA)

 欧州復興開発銀行(EBRO)、欧州開発金融機関協会(EDFI)

 欧州投資銀行(EIB)、国際通貨基金IMF

 証券監督者国際機構(IOSCO)

 金融システムをグリーン化するためのネットワーク(NGFS)

 経済協力開発機構OECD)、国連環境計画(UNEP)

 

宗教と食物禁忌 10 その他の民族宗教

ヤズィーディー教

2018年にヤズィーディー教徒の女性ナディア・ムラドさんがノーベル平和賞を受賞したことで話題になりました。12世紀頃に形成されたといわれる宗教で、クルド人を主体とし、ゾロアスター教ユダヤ教イスラム教、キリスト教などの影響を受けて、孔雀天使マラク・ターウースを崇め、太陽に祈りを捧げます。聖地はイラク北部クルド人自治区の山岳部にあるラーリーシュ。信徒はここが地球の中心と考えています。推定宗教人口は70万~100万人と幅があり、イラクやトルコなど周辺国のほか、ドイツやロシア、米ネブラスカ州リンカーンなど各国それぞれ1万人以上のコミュニティを持ちます。

食で禁じられているのは、レタス。クルド語のレタスに「力」の意味があり、聖人を表わすのに使用するからとの理由です。ユダヤ教イスラム教と同様に豚肉を食べる習慣はなく、ユダヤ教のような食べ合わせの禁忌もあります。また古代ローマミトラ教のように、牡牛をとって食べる宗教的なお祭りがあります。

 

マンダ教

1~2世紀に形成された、ユダヤ教、初期キリスト教に由来されるともいわれる一神教の古代宗教。イラク南部に信者が現存し、米国やオーストラリアにもコミュニティがあります。信者数は推定6万~7万人。信徒は菜食主義で、屠畜や血を流すことが罪とされ、肉をほとんど食べません。また野菜類も種から育つものだけ食べ物として認められ、キノコなど種がないものは禁じられています。

 

神道

日本人の民族宗教。祭事のあとに神前に供えられた御ぜん御酒を、神職を始め参列者でいただき、神と人が一体になると考えた「直会」という風習があります。日本人の主食の米を重視し、日本酒はお神酒として特に大切にされてきました。

天武天皇は675年に、水田稲作の推進を目的として、肉食が稲の生育に支障をきたすのを防ぐために日本で最初の肉食禁止令を発布しました。この令はまた、538年に仏教が日本に伝来し、、動物の殺生をを禁じるその教えにも影響を受けたといわれています。

現在の神道では基本的に肉食を禁ずる食規定はありませんが、神社内では四つ足の動物の肉食を避けることがあります。しかし、たとえば諏訪大社(長野県諏訪市)のように、肉食禁忌の時代でも、鹿あるいは四つ足の動物を食べることを許可する鹿食免を授け、毎年4月に行なわれる御頭祭で鹿の頭をはじめとする鳥獣魚類等が神ぜんとして供えられてきた例外もありました。その一方で、高崎神社(栃木県小山市)のように、日本一社禁鯉宮として、氏子が鯉を食べないといった例もあります。