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最強の食材 コオロギパウダーとは 2

手軽なタンパク源 理想環境では1年で数兆匹に

課題は印象(イメージ)と生産方法

今後の少量問題を考えると、コオロギは非常に理想的な食材なのですが、課題は、イメージと生産方法です。コオロギパウダー入りのお菓子について、「どんな味がするの」と、よく聞かれます。コオロギを食べる国では「陸のエビ」と呼ばれるように、コオロギせんべいはエビに近い香ばしい風味です。一度食べてみてほしいのですが、パウダー化して練りこんであるので、コオロギパウダー入りだと知らされなければ、まったくわからないはずです。今秋には、徳島大学発のベンチャー企業から、コオロギパウダーを使ったさまざまな商品が登場する予定です。パウダーを加えるだけなので、利用方法は無限大です。もう一つの「生産方法」に関しては、自動生産できるかどうか。現在はまだ人手を使って飼育してしていますが、価格面からも、コオロギを火星も含めてどこでも手軽に増やすためにも、自動化が不可欠です。また、コオロギは全ゲノムが解明され、遺伝の研究に使われてきたショウジョウバエの代わりに利用が広がっています。食用だけでなく、研究用として、医薬品の開発にと、今後さらに利用がひ広がっていくことでしょう。コオロギフードが地球を救うと思います。

 

日本は、食料自給率が低いので、食料戦争になると、国民の大半が飢えに苦しむと予想されています。食料自給率を上げるためには、日本人に合った食べ物、すなわち、ごはん・味噌汁・漬物・魚等が大事になってきます。ご飯(米)を主食として、食べるようになれば、食料不足も解決するし、輸入に頼らない自給自足の生活ができるとおもいます。日本人の体質に合った、食事に皆で考えていきましょう。

 

最強の食材 コオロギパウダーとは 1

必ず起きる食糧問題

世界的に食糧危機が拡大する中、昆虫食「食用コオロギ」が注目を集めています。飽食の時代といわれる日本にいるとあまり実感はないかもしれませんが、今後、世界的な食料問題は必ず起きると予測されています。要因は環境問題と人口増加。2050年には地球の人口は97億人に達し、1億トンのタンパク質が不足すると推計されています。さらに、近年、異常気象が多発しており、長雨や豪雨などによって農作物にも影響が出ています。人口増加だけでなく、環境問題からも食糧危機はいつ起きてもおかしくない状況なのです。食料は、今、足りなくなったからといって、急に作り出すことはできません。しかも、少量の多くを輸入に頼っている日本にとって問題は深刻です。世界中で食料が不足したときには、自国民が優先されるのは当たり前。コロナワクチンのように、海外から輸入すればよいというものではないのです。特に問題になると考えられるのはタンパク質です。普通は、肉や魚などの動物性タンパク質を思い浮かべるかもしれません。確かに、日本の牧場では美味しい肉を作っています。しかし、それでは少なすぎて必要量には足りません。しかも、畜産や養殖は、生産される動物性タンパク質の10倍もの飼料が必要といわれています。効率の面からも無駄が多いのです。

 

フードロスの解決に

「昆虫食」というと、日本人は昆虫を食べる習慣が少ないため、嫌悪感を抱く人が多いでしょう。しかし、長野県や群馬県ではイナゴを食べる風習が残っていますし、東南アジアではコオロギが普通の食品として食べられています。タイには約2万軒のコオロギ農家があるほどです。昆虫を食べる習慣のない、ヨーロッパやアメリカでも、コオロギパウダー入りのパンやプロテインバーなどが販売され、普通に食べられるようになりました。世界的にコオロギフードが注目されているのです。実際、食べられる昆虫の中で、どうしてコオロギなのでしょうか。一番のポイントは、増えるのが非常に早いということ。1匹のメスは1回に約1000個の卵を産みます。1年間で6回の繁殖が可能なので、オスとメスが半々としても、1年間で数兆匹にまで増殖することになります。コオロギにとって理想的な環境を用意することで、文字通りいくらでも増やすことができるのです。2点目はなんでも食べるので、大量に出されている食品残渣を利用することができます。捨てられるはずのフードロス食材によって、新たなタンパク資源を生み出す。まさにサステイナブルフード(持続可能な食材)、サーキュラーフード(循環型食品)ということができるでしょう。

音読が老け声を若返らせる

久しぶりの電話で友達の声を聞いて”年を取ったな”と思ったことはありませんか。人と話す機会が減れば、声を出すための筋肉が衰え、声も老けます。そんな老け声の対策に音読を取り入れてみてはいかがでしょうか?音読のポイントについて調べてみました。

昨日、どのくらい会話をしましたか。この1週間、1ヶ月だとどうでしょうか。コロナ禍のため、対面での会話は極力控えていると思います。年齢に関係なく、声は使わなければ老けます。テレビを見ながら独り言を言っていても、人と会話するのとは、声の出し方が自然と変っています。意識して声を出す音読に取り組むことによって、声は若々しく保たれます。音読は、筋肉の運動不足による顔のたるみにも効果があるとされます。下がった口角が上がるため、表情も明るく見えます。音読を続けていくと「ずっとむせていたけど、そういうのがなくなった」「咳き込むことがなくなった」と言う人もいます。加齢と共に弱くなる喉の筋肉を鍛え、飲み込む力の不安を解消する効果もあるとされています。高齢の方からは「音読で認知症を予防している」との声もあります。喉を鍛えれば、マスク越しでも良く通る声になります。高い声、低い声、それぞれに良さがあり、素晴らしい個性です。一朝一夕に音読が上手になる方法はありませんが、まず自分の声を好きになることです。練習を長い時間する必要はありません。今回紹介する練習法から一つ二つ選んで、「今日は母音だけだしてみよう」とか、「調子がいいから1,2行読んでみるか」といった感じで十分です。500字程度の文章を2分程度で毎日読むことをおすすめします。上達への近道は、何よりも楽しむことが一番です。無理をせずに気長に取り組んでいきましょう。

 

まずはほぐす

両手の指を頬に当て、くるくると丸を描くように、ほぐしていきます。2~3回やったら、反対回りでも2~3回。

 

音を粒で捉える

声を出すときは、一つ一つの音を同じ大きさにすることが大事です。真珠のネックレスをイメージします。一つ一つの真珠が「あ」「い」などの音です。この粒の大きさをバラバラにしたり、つなげてしまったりしないように、注意しましょう。

 

コツはあくび

体に無駄な力が入っていると、良い声は出ません。喉を開いてあげることが大事。眠いときに出る、あくびを思い出してください。あくびの喉を維持したまま、声を出していくと、喉に負担のかからない、通る声が出ます。

 

基本は母音

日本語は、五つの母音で支えられています。まずは、この「あいうえお」を正確に出せるようにします。コツは大げさなくらいに、口の形を作ってから、音を出すこと。口は大きく開けましょう。

 

長く続ける

はっきりと母音を出せましたか。続いて「あー」と長く出すことに挑戦しましょう。まずは、15秒。30秒くらいまで出し続けられるようになれば、上出来です。

 

鼻から吸って

お腹を使った複式呼吸は疲れにくい呼吸法。長い時間でも声を出し続けることができます。まずは、鼻から3秒吸って、6秒かけて口から吐きます。吐き切ることが大事です。息を吸ったときに、肩が上下せずにおなかが膨らむと腹式呼吸ができています。おへその下に手を当てて、膨らむのを感じましょう。

 

音読をしょう

読む物は小説でも、絵本でも何でも構いません。自分が好きなものを選びましょう。新聞のコラムを題材にすると、毎日、違った内容を読める楽しさもあります。

やっておきたい相続の準備 2

遺産分割協議と遺言書

ぜひお願いしたいのは、生前に相続の話し合いをしておくことです。具体的には、預貯金や不動産等を、「誰に」「どう分けるのか」といった内容です。互いの気持ちや納得感も大切ですので、皆さんがすっきりする形になるよう話し会いができればベストです。もし認知症になってしまったり、死期が迫っていたりしたら、そうした話が困難になります。元気なうちに意向を共有しておきましょう。一般的には、配偶者やこどもが相続人になりますが、自ら言い出すことは心情的に難しいので、財産を持っている本人(親)から提案できたら良いでしょう。あらゆるトラブルを回避するためにも、遺言書の作成も勧めています。遺言書を準備せず亡くなった場合、預貯金や土地、建物等の所有など、誰が相続するかを、対象となる親族間で協議する必要が出てきます。そして、合意した内容を遺産分割協議書にまとめ、対象となる人、全員の押印が必要になるのです。全員一致が原則のため、1人でも反対する人がいれば分割協議書は成立せず、納得されるまで棚上げになってしまいます。昨今は、離婚や再婚のケースも多く、前妻または前夫との間に子どもがいたりと、家族が複雑化しています。元気な高齢者が多いので、先にお子さんが亡くなる場合もあります。そうした状況によっては、叔父叔母と子が当事者同士として協議する事例が発生します。こうしたことが不要なトラブルの原因となるため、弁護士や司法書士などの専門家の監修の下で法的な要件を満たしている遺言書の作成を勧めています。トラブルを避ける意味で、先の例のように家族が複雑な場合は、遺言書は必須と考えて下さい。相続や金銭についての話は、なかなか言い出せないものです。しかし、気持ちよく次の世代に引き継げるよう、これを機に、相続について考えてみてはいかがでしょうか。

 

私は、2年前に母をなくしました。4人兄弟で、弟が一番下です。女3人の下に長男として弟がいます。母は長い間、認知症で施設に入っていました。姉と私と妹の間で、家は弟に相続させるという、暗黙の了解があり、母が亡くなってから、すぐに弟に名義を書き換えました。なんのトラブルもなく、スムーズにいったことがよかったと思っています。

やっておきたい相続の準備 1

家族が亡くなると、必ず「相続」が生じます。残念ながら、それがもとでトラブルになることもあります。残された親族のために、今のうちにどういった準備をしておいた方がいいのかについて考えてみました。

 

”争続”にならないように

「相続」というと、資産家の話といったイメージがある人も多いのではないでしょうか。相続税ではなく、相続との観点でいえば、実は誰でも直面します。なぜなら預貯金をはじめ、土地や建物といった不動産、家財一式も相続財産になるからです。

それをどう分けるかといった、家族や親族間でのトラブル”争続”は、実際に多く発生しています。しかも、1000万円以下の遺産額で、”争続”になったケースは、全体の3割を越えているのです。後に不要なトラブルとならないよう、今から準備をしてほしいです。

 

財産の棚卸しを進めよう

相続とは、「争うことなく、スムーズに次の世代に引き継ぐこと」であると考えています。そのため、相続人や親族の手を煩わせないような準備をしておきたいものです。

まずは、「財産の棚卸し」からです。つまり、どういった財産を所有しているのかをはっきりさせておきましょう。全財産の中で不動産と預貯金が大きな割合を占めます。

預貯金がいくらあり、どこの銀行に預けているのか、不動産はどこのあるのか、売買契約書や通帳などはどの場所に保管しているのかといった内容をエンディングノートなどにまとめておくといいでしょう。万が一の際、相続人となる配偶者や子どもらが、「預貯金は、どこに預けていたのか」「さまざまな契約書はどこにしまってあるのか」といったことが分かるようにするのです。預貯金を複数の口座で所有している場合、少額であれば、管理できる範囲内でまとめておくといいでしょう。整理してあれば、相続時に相続人が手続きする手間を減らすことができます。保険の整理や見直しも大切です。故人の保険契約を家族が確認できる「生命保険契約紹介制度」の運用が始まっていますが、それでも、いざというときに、「どんな保険に加入していて、その問い合わせ先が分からない」といったことがないよう、書類をまとめておき、必要な人と共有しておくと困りません。「契約者」「被保険者」「受取人」の確認も大切です。次の世代への相続と考えた場合、全ての受取人が配偶者でいいのか、場合によっては、一部は子どもに、といった再検討ができたら、より好ましいといえます。保険の中身が今の自分に適しているかどうかも。専門家にみてもらうといいでしょう。子どもの自立による家族構成の変化などによって保険の内容が異なってくるためです。今の自分のニーズや目的に合っているかどうか、確認することが大切です。

「老」を歩む人生 3

年齢を重ねる喜び

なぜ、「老い」が「苦しむ」となってしまうのでしょうか。そこに、失う苦しむがあるのだと考えられます。足腰が悪くなれば、行きたい場所があっても自由に行くことはできません。骨ももろくなるので、少しの段差であっても骨折する危険もあります。そうした中で、若い頃には”できていた”ことが”できなくなってしまう”という喪失感が、苦しみの原因となるのではないでしょうか。しかし、目線を変えれば、失うものばかりでなく、実際に得られるものもあります。それは経験や知識、そして、そこから生まれる対応力です。しかし、経験を重ねる中で心に余裕が生まれ、そのような経験から生まれる充実感は、年を重ねなければ、得られなかったと思います。

年と共に、身体的な衰えという、いわば目に見える変化を感じる一方、人生経験や精神的な成長を重ねなければ見えないものもあります。そうした目に見えないものの中に、若い時に得られなかった新しい発見があり、感動があるものです。だからこそ、いくつになっても挑戦の心を持ち、新しい発見や新たにできることを増やしていく。そこに「老い」を「苦しみ」ではなく、「楽しみ」にするヒントがあると感じます。幼い頃は、年を重ねることが楽しみだった人も多いでしょう。それは年齢とともに成長を感じ、まさにできることが増えていく喜びがあったからではないでしょうか。

 

脳は発達し続ける

実は、人間には年を重ねると衰えてしまう部分がある一方、心掛け次第で衰えないものもあります。それは脳です。よく老化によって物忘れが激しくなったという声を聞きますが、それは認知機能が低下したのではなく、不注意あることが往々にしてあります。人間の脳は、なるべく全体に負担をかけないよう、無意識にできることは無意識に行なうようにつくられています。長い間、生きていれば、同じような動作も多くなるので、その分、無意識に行なってしまうのでしょう。厳密に言えば、脳細胞も老化を避けられないので、年と共に、脳も萎縮し、機能が衰えることも事実ですが、近年の研究では、そうした中でも脳は新しい神経回路をつくり、いくつになっても機能を高められることが分かってきました。脳は刺激を与えた分だけ、発達し続けるのです。だからこそ、いくつになっても、若々しい気持ちで、挑戦していく心を忘れないことが大切なのです。

 

後悔しない日々を

挑戦する心は、幸福感を得ていく上でも重要です。ある調査では、高齢期の幸福感を大きく左右するのは「後悔」であることが分かっています。これは、挑戦して失敗したという後悔ではなく、チャンスがあったのにやらなかったという後悔です。年齢うぃ重ねるほど、やり直す機会も限られます。”私は勉強が苦手だ”とか”この資格を取得するには遅い”とか、さまざまな感情もあると思いますが、やりたいことに挑戦できるチャンスがあるのなら、やってみることです。実は、こうした心の持ち方が、身体に変化を与えることがわかってきました。研究では、挑戦の息吹を失わず、やりがいを持っている人は、健康状態も良いことが明らかになっています。そのうえで、挑戦する内容の一つとして地域とのつながりを築こうとする努力も入れて頂きたいです。高齢期の幸福感は「人のつながり」と深く関わっていることがわかります、また、地域や友人とのつながりの多い人は、認知症の発症リスクが低いことも知られています。友情を育むことは、幸福感を高めるだけでなく、健康にもつながるのです。

「老」と歩む人生 2

生活習慣との関係

近年では、こうした生活習慣との違いで、一人一人の健康寿命に差が出ることも知られています。高血圧や動脈硬化のような病態には一人一人の生活習慣が深く関係しているといえます。また、感染症や事故などで亡くなられる方を除いて、多くの方が死亡する要因となっているのは、喫煙や高血圧、低い身体活動高血糖、高い食塩摂取など、生活習慣と結びつくものが主であると考えられています。生活習慣は、老化や病を引き起こすだけでなく、死亡するリスクにも直結しているのです。だからこそ、コロナ禍による自粛生活の中でも、感染対策に留意しつつ、バランスの良い運動、睡眠、食事を心掛けていくことが必要です。

運動で言えば、「老化は足から」という言葉もあります。体内で最も大きな筋肉が脚にあるため、歩く速度の低下などで老いを感じやすいことが理由です。加えて自宅にこもりっぱなしだと、筋力はすぐに衰えてしまいます。その上、運動不足は睡眠にも影響を与えます。年を取り、寝付きが悪くなったと言う人がいますが、この原因の多くが日中の活動量の少なさに起因します。良質な眠りには、日中に太陽の光を浴びることで体内に作られるメラトニンや、運動による、程よい疲れが不可欠です。運動しない間に失ってしまった筋肉を元にもどすには、その3倍もの時間が必要という調査もありますので、日頃から定期的な運動を取り入れていただきたいと思います。また、減塩意識も大切だと感じます。塩分の取りすぎは高血圧の原因となります。高齢になるほど塩味を感じにくくなることから、無意識のうちに塩分過多になりやすいのですが、調理の際は量っていれるなど、摂取量を調整することが健康長寿につながりますので、ぜひ、実践してみてください。

 

「生」の充実のため

現在、メディアなどでは、健康長寿のための食事法や運動法などが盛んに取り上げられています。その一方、老化を防ぐ「アンチエイジング」という言葉が象徴するように、老いそのものをネガティブに捉える風潮もあると感じられることも事実です。そもそも、誰人であれ、老いを遅らせることができたとしても、老いそのものからは逃れることはできません。年を重ねれば、白髪やしわが増え、腰が曲がるなどの外見の変化がおきます。身体能力も衰え、走れなくなったり、目や耳が悪くなったりすることもあります。内臓機能の低下で、さまざまな疾患が生じることもあるでしょう。また、平均寿命と健康長寿の差が縮まってきているとはいえ、現在でも10年ほどの差があります。

「老」を含め生老病死の死苦は、人生の根本問題です。この「老いる苦しみ」に目を背けていては、最期まで充実した「生」を歩んでいくことはできないのです。