旬の野菜を食べよう!
今は、ほとんどの野菜が1年中、食べられますが、おいしさと栄養がギュッと詰まっている時期があり、それを旬といいます。
例えば、夏野菜といわれるトマト、カボチャ、ナスなどには、抗酸化作用があり、紫外線で傷んだ肌や目を回復する力があります。野菜のパワーを知ることで、野菜の持つ
”元気のもと”を食べて,体も心も健やかな毎日を送りましょう。
サヤインゲン
豆と野菜の両方の長所を持っている。
エネルギーになる糖質や、便秘に効く食物繊維も含まれています。緑色のさやには
βカロチンや疲れを回復してくれるビタミンB1、脂質の代謝を助けるビタミンB6
葉菜なども多い。
江戸時代の初め、隠元禅師という中国のお坊さんが連れてきた「インゲン豆」の、
若いさやです。豆の部分のタンパク質は、ほんの少しだけだけど、食べ物から取ら
なくちゃいけない9種類の必須アミノ酸が全て入っています。
ナス
夏の暑い日には、ナスがピッタリ。カリウムの働きで、尿の出が良くなり、体の
熱を冷やします。クーラーの冷えによる便秘も食物繊維の働きで、防げるし、アル
コール分解を助けるナイアシンのおかげで、ビールの好きな大人にもお進めです。
インドが故郷で、中国を渡って奈良時代に日本に来ました。こう見えても90%以上
が水分です。ナスニンという色素の紫色をまとっています。肌を老化を防ぎ、目の
疲れも癒やします。
トマト
魚や肉の旨味をアップさせます。リコピンは抗酸化作用で高血圧を予防して、美肌
を守ります。ピオチンというビタミンB郡の一種も含んでいるから、お肌の張りや
みずみずしさ、健康な髪、爪を保つコラーゲンづくりを助けています。
南米のアンデス高地の出身。今ではイタリア料理をはじめ、世界中の料理に使われ
います。旨味成分のグルタミン酸があるから、魚介類や肉と組み合わせると、うま
味がアップして美味しくなります。
カボチャ
お肌をきれいにするビタミンEやビタミンCも豊富です。βカロチンのビタミンA
を会わせた、ビタミンACEがたっぷりです。抗酸化作用で美肌や若さを保ったり
がんを予防します。
中南米生まれで、カンボジアから来た船に積まれて日本に上陸したから「カボチ
ャ」って呼ばれています。栄養価が高い優等生です。きれいなオレンジ色は、
ビタミンAに変るβカロチンと、キサントフィルという色素の色です。
秋の食材で”腸の力を”高めましょう!
体の免疫力をアップするには、栄養満点の食事をして、腸の力を強くすることが
近道です。旬の野菜を使って腸の力を高める料理を作りましょう。
食事の栄養を消化・吸収する腸は、”臓器の窓口”として体のあらゆる臓器と密接に
関わっています。そのため、腸の力を上げることが体の免疫力向上につながります
特に今は、夏の疲れが体にぐっと出てくる時期です。栄養価がギュッと詰まった旬
の野菜で免疫力をアップし、体を元気にしましよう。
ながいも、にんじん、まいたけ、かぶには食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は、腸内で良い働きをする善玉菌の餌になり、腸内環境を整えてくれます
ヨーグルトやザーサイといった発酵食品は、腸の活性化を応援する働きがあります
他にも、血液をサラサラにしてくれるサバのDHAやブドウに含まれるポリフェノ
ールの抗酸化作用が、美容や生活習慣病の予防に役立ちます。
秋の野菜で季節の訪れも味わいながら、心身のリフレッシュをしましょう!