72歳でブログはじめました!!

72歳のおばあちゃん!ブログ挑戦中!!

空腹時間をつくるメリット 1

空腹時間をつくる健康法のルールはたったひとつ。「1日16時間の空腹時間をつくる」だけです。ここでいう空腹というのは、”おなかがペコペコの状態”ではなく、物を食べていない(エネルギーを摂取していない)時間のことです。水やお茶、コーヒーなど、0カロリーの飲み物は、飲んでも大丈夫です。

16時間は長く感じるかもしれませんが、睡眠時間を挟むことで、意外と無理なく挑戦できます。例えば、睡眠時間が8時間の人は、その前後、4時間ずつ空腹時間をつくるだけなのです。”食べる時間を制限すると反動で食べ過ぎてしまうのでは?”と思う人がいるかもしれません。実際は、時間を制限したからといって、食事の量が急に増える人はあまりいません。1日の摂取量カロリーでみると、減るケースがほとんどです。また、理想的な食事を求めれば、切りがありませ。大事なことは、より健康になるための第一歩を踏み出すこと。そこから、自然と健康への意識は広がっていくものです。

 

内臓を休め病気の予防に

空腹の時間をつくるメリットは、内臓を休めることができる点です。

「1日3食、規則正しく」と聞くと、当然、健康に良いことだと思う人が多いのではないでしょうか。しかし、1日3食以上食べている人は、胃腸をはじめ、内臓を休める時間が確保できていない人が多いのです。空腹時間を作り、しっかり内臓を休められることで、血圧や血糖値の改善、糖尿病などの生活習慣病心筋梗塞アルツハイマー認知症、がんなどの予防になることが分かってきています。また、内臓を休めることで腸内環境が整います。これにより、便秘の改善を多くの人が実感しています。さらに腸内環境が良くなると免疫機能が改善されます。感染症への免疫力が高まるだけでなく、アトピー性皮膚炎や花粉症など免疫の過剰反応による病気も改善したという症例報告をあります。

 

オートファージーの効果

なぜ16時間なのか、簡単に解説したいと思います。まず、食事の約4時間は、摂取したブドウ糖をエネルギー源として利用します。その後、肝臓に蓄えられたグリコーゲンを分解してエネルギーに変える時間を経て、食後約10時間を過ぎると、今度は自分の脂肪や筋肉をエネルギーに変換する時間となります。そして、食後12時間を過ぎると「オートファジー」の活性が始まります。オートファジーとは、細胞が飢餓状態や低酸素状態に陥ると、細胞内の古くなったタンパク質が除去され、新しいものにつくり替えられる仕組みのことです。大隅良典氏がオートファジー研究でノーベル生理学・医学賞を受賞しました。細胞が内側から生まれ変わるオートファジーこそ、空腹時間をつくる一番のメリットであり、その効果が最大となるのが、食後16時間前後と考えられています。