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耳を守ろう! イヤホンで負担増加 2

お風呂上がりは皮膚が傷つきやすい

”耳を清潔に保つための耳掃除”ーーーー実は、必要ありません。皮膚にはローテーション機能があり、耳あかは自然と外に出ます。気になる人も、1ヶ月に1回程度にとどめましょう。やり過ぎはかえって耳にダメージを与えることも。耳の湿疹、腫れなどを伴う外耳道炎の患者が増加しています。耳掃除をするなら、竹の耳かきがオススメです。綿棒など、太いもので耳かきをすると、耳あかを奥に押し込んでしまいがちです。耳掃除を頻繁にする人ほど、鼓膜の表面にまで、耳あかが付いているものです。

耳あかが取れると達成感があり、つい、もっと取りたいと思って無理をしてしまいますが、ほんの数ミリの差で、鼓膜を傷つけることがあり得るので、危険です。

また、プールやお風呂で耳に水が入っても、体温により数分で蒸発するので放置して大丈夫です。”耳に水が入って、中耳炎になる”ということは、基本的にありません。

お風呂に入っていると、手足の皮膚がふやけます。これと同じように耳も水が入った後は、ふやけて刺激に弱くなるものです。お風呂上がりやプールの後に耳の穴をこすると、皮膚(外耳道)を傷つけ、炎症やかゆみの原因になるので注意しましょう。

 

過労やストレスが原因の難聴も

耳の中に炎症がなく、聴力検査でも異常が出ないのに、耳が詰まった感じがしたり、聞こえにくさを感じたるすることがあります。これらの多くは、ストレスが原因で耳の神経に障害が起こっている、ストレス性障害の可能性があります。

急に耳が聞こえにくくなり、耳鳴りやめまいがする「突発性難聴」や、激しい回転性のめまいと難聴が特徴の「メニエール病」の原因は不明ですが、疲れやストレス、睡眠不足などが誘因の一つと考えられています。

突発性難聴メニエール病には治療薬がありますが、ストレス性障害など直接的なないものもあります。いずれもストレスが関わる難聴については、改善に少し時間がかかります。ただ、耳に炎症が起こっているのか、疲れやストレスが引き金なのか、耳鼻科で確かめることは大切です。原因が分かるだけで、心が楽になる場合もあります。

予防には、良質な睡眠や、バランスの良い食事、適度な運動を心掛けるなど、日々の生活を整えていくことが大切です。ぬるま湯に20分以上漬かるようにしたり、趣味などのリラックスできる時間を持ったりするといいでしょう。

 

24時間365日働く感覚器官

耳の不調を感じても、”しばらく様子をみよう”と思う方が多くいます。明確な痛みなどの症状ではなく、軽い違和感であればなおさら、病院に行く気持ちが起こらないかもしれません。しかし、耳の病気、特に難聴の治療は時間との勝負で、早めに行う事が重要。受診の目安は、痛みや違和感などを自覚してから1週間以内。遅くても2週間以内には受診して下さい。耳鼻科では目視で耳の中や鼓膜に炎症がないかを確認し、聴力検査を行ないます。病院の大小にかかわらず検査ができ、難聴が起こっているかどうか、きちんと調べることが出きます。

耳は、24時間365日、眠っている間もずっと働く続け、私たちに情報を届けてくれる、替えのきかない大切な感覚器官です。少しでもおかしいと思ったら、気軽行くように行くようにしましょう。耳を大切にすることが、生活の質を高めることにもつながっていくからです。

 

ポイント

 ① 「イヤホン難聴」は完治が難しい

 ② 1時間に5分は耳を休ませよう

 ③ 耳掃除は、するなら月に1回