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脳の健康寿命を延ばす 1

「健康」と聞いて血糖値や血圧を気にすることはあっても、脳を意識することはありますか。脳の働きには、分かりやすい数値の目安がありません。そのため「気づいた時は認知症」ということも。今から対策を始めてみませんか。

 

自分にしか分からない兆候

多くの病気にいえることですが、発症の前には前兆があります。その前兆が、一時的に体調を崩している場合も、大病を患っていることもあります。不調が大病の前兆なのかどうかは、原因を調べないとわかりません。

認知症も一緒です。「なぜかいらいらする」「眠れない」「外出がおっくう」「趣味に楽しみを感じない」「度忘れが増えた」なんてことが、最近ありませんか。こうした症例は、疲れやストレス、睡眠不足によっても起こります。しかし」ま、いっか」「ちょっとしたことだ」「たまたま」と放っておかないことです。

このような変化を自覚していても、検査で認知機能の低下が見られないことがあります。その状況を「主観的認知機能低下(SCD)といいます。その後、日常生活に大きな支障はなく、認知症までは診断されない「軽度認知障害(MCI)に進みます。MCIのうち、年間10~15%の人が認知症の一つアルツハイマー病へ移行するといわれています。

認知症の前段階で対策を取ることが大切です。

 

体が基本、生活習慣病は治療を

認知症予防を3段階に分けて捉えることです。発症させない(1次予防)、発症を遅らせる(2次予防)、進行を遅らせる(3次予防)です。ここでは、まだ発症していない方のために、1次、2次予防について紹介します。

脳の健康寿命を延ばすことは、脳の老化を遅らせることです。

脳の老化は

① 体全体の老化

② 脳の血管の老化

③ 脳の神経細胞の老化

④ メンタルの老化

の4段階に分けられます。

 

① 体全体の老化

どんなに脳が元気でも、体を壊しては元も子もありません。自由に歩き回れなければ、社会性は失われやすく、脳の働きも衰えてしまいます。体を維持するために、50歳代から上の方なら、少し汗をかくくらいの有酸素運動を日常に取り入れて下さい。週に3回程度、1回30分が目安です。

 

② 脳の血管の老化

「糖尿病」「脂質異常症」「高血圧」「肥満」の予防と改善、治療は絶対に取り組んで下さい。生活習慣病は、血管を老化させます。体の血官が老化すると、脳への血流が低下。細胞は酸素の量が一定以下になると、ダメージを受けるので、まずは体の血管を健康に保つことで脳が守られます。また、脳の血管に障害が起こると、脳卒中から血管性認知症になることがあります。血管性認知症は血管を守ることで、発症させないことが可能といわれています。