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宗教行事には、どんな食べ物がありますか? 3

パンプキンパイは、カボチャのあんを詰めた、アメリカのパイ菓子です。17世紀の頃に、イギリスの移民が、ニューイングランドではじめたサンクス・ギビングデー(収穫感謝祭)には、クランベリーソース付きの七面鳥の丸焼きや、パンプキンパイで祝います。パイ好きのイギリス人は、ニューイングランドではイギリスのようなリンゴが手に入らず、カボチャで代用します。ハローウィーンの日が近づくと、カボチャの提灯作りも盛んになります。うらごしカボチャに、牛乳・生クリーム・卵・ブラウンシュガー・シナモン・クローブナツメグ・ジンジャー・バニラを混ぜ合わせ、パイ生地に包んで焼きます。砕いたクラッカーを、溶かしたバターでパイ皿に張り付けた、焼かない冷製のものもあり、クリスマスにも作ります。

 

キリストの最後の晩餐では、パンとブドウ酒を食べています。なぜでしょうか。キリスト教の聖体拝領の儀式(聖餐式)では、種なしパンや赤ワインが供されます。イーストを加えない種なしパンは、イスラエル人がモーセに導かれてエジプトを脱出したときに、パン種を入れないパンを食べた故事によります。ですから、過越祭は、種なしパンの祭りとも呼ばれ、ユダヤ人は、祭りの7日の間、信仰により種なしパンを食べます。旧約聖書に、種なしパン(無発酵のパン)の作り方が良く出てきます。

この種なしパンは、ホスチアと呼ばれます。コムギ粉に水を加えただけの生地に、熱した2枚の鉄板に挟んで焼き上げたもので、丸くて薄いウエハース状です。

「食と栄養の文化人類学ーーーヒトは何故それをたべるか」に、次のようにあります。

 かって人類学者たちが指摘したように、キリスト教の聖体拝領の儀式と古代の生贄の儀式とは酷使している。最後の晩餐でイエスは「取りなさい。これは私の体である」また、「これは、私の契約の血である」と語っている。聖体拝領や感謝祈綬の期限は、皆でイエスの死を記憶するためで、一つのパンを切り分けて食べ、一つのカップでワインを回し飲みすることによって、皆の感謝の意を示したところにある。

 

最後の晩餐は、数多くの画家により描かれています。なかでも、イタリアのミラノにsる、サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ聖堂は、第二次世界大戦の爆撃を免れた、レオナルド・ダ・ビィンチの「最後の晩餐」で知られています。

 

旅の想い出で書きましたが、2002年54歳の時に、この「最後の晩餐」の絵を見ました。

教会の壁に描かれていて、無信仰者である私も感激した事を、今でも思い出します。