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老の不安を恐れないヒントは何でしょうか?

高齢になるにつけ、できていたことが、できなくなります。健康やお金のことで不安に思うこともあるかも知れませんが、そうした気持ちを少しでも解消し、幸せに年をカナ寝ていくのは、どうしたらいいでしょうか。

60歳以上がたいしょうのアンケート調査によると、やく8割の人が、老後に大きな不安を抱えています。漠然とした不安があるのは、無理もないことでしょう。私もそのような高齢者の一人です。ただ、不安というのは、実際は「こうなるかも知れない」という幻想であり、精神医学でいう予期不安です。つまり、実際には起きない可能性もあるのです。そこで気持ちの持ち方をどうしたらいいのか考えてみましょう。

 

できることに目を向ける

「老い」への不安の一つに、認知症になるかもしれないとの思いがあります。認知症と聞くと、「いろいろなことができなくなる」ことに目を向けがちです。しかし、実際には、軽度と重度とでは症状が全く異なります。アメリカのレーガン元大統領やイギリスのサッチャー元首相も後年、認知症だったことが公になりました。両名とも、在任中は物忘れくらいはあったと考えられます。見方を変えれば、発症したとしても、軽いうちは仕事が勤まり、普段も生活を送れるということでもあるのです。

適切な治療を早めに施せば、進行をある程度、遅らせることもできます。また、これまでの臨床経験から、「興味があることをやり続ける」」「日常的な習慣をやめない」ことで、進行が緩やかになる可能性もあります。ですから、たとえできないことがあったとしても、できることに目を向け、昨日できていた行動や作業を今日もやるーーーこれを大切にして下さい。認知症だけではなく、老化によりできないことが増える人にも、同じ事がいえます。

 

熱中できるものに取り組む

会社組織で働く人には、さまざまな人間関係があり、どうしても周囲の目が気になります。社会のしがらみの中で生きる大変さが付いてまわるのです。競争社会で生きてきた人も多いことでしょう。しかし、定年を迎え、しがらみから解放され、自分のために時間を使えるのは、高齢者にとってのメリットではないでしょうか。

自分の時間を楽しむ基準は、「心から興味を引かれるもの」に取り組むことです。自分が心地よいこと、面白いこと、幸せに感じることを求めていくと、「不安にならなくなる」という副作用が生まれます。人間の脳は、不安と心地よいを、同時に感じることができません。よって、面白いことや楽しいことを満喫すると、不安な感情を遠ざけることができるのです。老後こそ、社会の尺度にとらわれず自分の本当にやりたいことをやって下さい。きっと、老後を楽しく幸せに送るきっかけになるでしょう。