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宗教と食物禁忌 3

キリスト教

エス=キリストを救世主と信じる宗教。神の国の福音を説き、人類の罪を救済するために自ら十字架につき、復活したイエスが信仰の中心です。ユダヤ教を母体として1世紀中頃パレスチナに起こりました。

 

キリスト教の主な宗派

東方正教会

ギリシャに始まった正教会は、いくつかの例外を除いて、国名や地域を冠した組織を各地に形成していて、ギリシア正教会、ロシア正教会ブルガリア正教会、日本正教会といったような組織が世界各地にあります。

 

カトリック教会」

ローマ教皇を中心とする教派。ローマ教会、ローマカトリック教会とも呼ばれます。東西教会の分裂(1054年)により、東方正教会と袂を分かちました。ヨーロッパ、南米などを中心に約12億人の信徒がいます。

 

プロテスタント

プロテスタントとは「反抗する者、抗議者の意」の意味で、16世紀ルターやカルバンによる宗教改革後、ローマカトリック教会の信仰に反抗し、分離形成されました。ルター派聖公会などの多数の宗派が「あります。

 

アーミッシュ

スイスで生まれ、迫害を逃れて200年近くアメリカに暮らしています。その思想から食事はほとんど手作り、遺伝子組み換え作物や農薬を避ける一方で、アーミッシュ=オーガニックではありません。

 

キリスト教の食規定

エスの教えにおいて、清浄な食べ物と不浄な食べ物の定義は、従来のユダヤ教の食規定と基本的には変りませんでしたが、イエスは、人間の心を汚すのは、偽善や悪徳など人間の内部から出てくる罪だけであり、不浄な食べ物などによって汚されることはないということを明言しました。食物規定よりも「ともに分かち合って食べること」の大切さを優先したのです。そのため、食物規定は基本的にはありませんが、比較的近年に興った宗派によっては禁忌の食品があります。

 

アルコール:カトリック正教会ルター派聖公会などほとんどのキリスト教の宗派がアルコールの適度な飲酒を容認している一方で、救世軍(サルべーション・アーミー)、末日聖徒(モルモン教)、セブンスデー・アドベンティスト、バプテスト、メソジスト、ペンテコステ派などはアルコールを禁じている。

 

豚肉:エチオピア正教会、豚肉をタブー視していたフェ二キア人を先祖とするレバノンキリスト教徒の一部は食べない。ユダヤ教の影響を受けたセブンスデー・アドベンティスト教信徒は豚肉が禁じられている。

 

馬肉:ヨーロッパには馬肉を食べる国が多くあるが、キリスト教の一部の宗派では禁じられている。イギリスやアイルランドアメリカ、オーストラリアでは馬肉をタブー視する人が多い。

 

その他:一部のキリスト教の宗派では生きたまま調理された動物(魚の活け造りなど)もタブー視されている。またトラピストなどの修道士は菜食主義者

 

キリスト教徒が大切にしている食品は「パン」、聖書の世界では古代から「パン」が食べ物の代名詞でした。最後の晩餐でイエスはパンを祝福して、自身の身体であると宣言し、弟子達に食べるように求めたからです。また、ワインは自らの血であるしました。