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北・中央アメリカ、カリブの食文化 食材、調味料

15世紀に航海者クリストファー・コロンブスがインドを目指して西に進み、偶然”発見”されたアメリカ大陸。ヨーロッパから入植者が渡り、先住民への制服・植民地活動を行なった後18世紀後半から脱植民地化の流れが起こり、多くの国が独立した。

 

アメリ

先住民はトウモロコシを主食とし、カボチャやインゲン豆などを栽培していました。アメリカやカナダでは11月の感謝祭(サンクスギビング・デー)に北米原産の七面鳥を食べますが、これは17世紀に宗教的自由を求めて新天地の渡ったイギリスの清教徒が、先住民に荒野で農作物を育てる方法を教えられ、無事に収穫できことを感謝して、一緒に祝宴をあげようと野生の七面鳥を食べたことに由来するといわれます。現在では、ヨーロッパをはじめとする世界各地から来た移民が暮らし、多様な食文化が混ざり合って新しい料理を生み出しています。

 

中央アメリ

紀元前1000~1500年頃から16世紀まで続いたマヤ文明をはじめ、古代から高度なメソアメリカ文明が繁栄した地域。スペイン人による征服のため文明は壊滅しましたが、トウモロコシ粉で作るメキシコのトルティーヤに代表される伝統的な食文化が受け継がれてきました。唐辛子やインゲン豆、カカオ、アボガドなどの原産地でもあり、スペイン人が布教したカトリックの行事や祝祭と結びついて、独自の食習慣も誕生しています。

 

カリブ

西インド諸島は、砂糖プランテーションの労働力だった西アフリカからの奴隷の供給先でした。今でもカリブ地域にはアフリカの食文化が色濃く残っています。また、荒野で暮らして先住民に影響された逃亡奴隷マルーンや、ヨーロッパ系、インド人労働者などの影響が混ざり合って、独特なクレオールの食文化が育まれました。また、カリブの島々は新鮮な果物や魚に恵まれた南国の気候を共有しつつ、独立国、海外領ともヨーロッパの宗主国ごとに違う食文化を持つケースが見られます。

 

北中米・カリブでよく使われる食材、調味料など

コンク貝

カリブ海特産の美しく大きな巻き貝。日本で手に入る巻き貝や二枚貝の身で代用。

 

パンノキ(ブレットフルーツ)

ポリネシア原産のクワ科パンノキ属の常緑高木。イギリス、フランスによって奴隷の食糧としてカリブ海の島々に移植された植物。焼くとパンに似た食感がするといわれこの名がついた。じゃがいもに似た味で、代用可。

 

マサ

主食のトルティーヤなどに使うトウモロコシ粉をマサといい、石灰水処理をしているので生地に粘りけが出る。普通のコーンフラワーコーンミールを使う場合は、グルテンを補うために小麦粉を代用。