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オセアニアの食文化 食材、調味料

オセアニア大洋州)は、ミクロネシアメラネシアポリネシアオーストラリア大陸を含む地域。領域面積のほとんどが海で、耕地面積はその約6%。オーストラリア大陸だけで耕地面積の86%を占め、多くの国は太平洋に点在する小さな島々です。

オーストラリアの先住民(アボジリナル)は野生のカンガルーやワニ、エミューをはじめ、さまざまな土地の植物や昆虫を食糧にしていました。これをブッシュ・タッカーと呼び、18世紀からこの地に来た英国人入植者はほとんど興味を示しませんでしたが、現在ではそのナチュラルさと栄養価の高さを評価されています。

英国人はまた牛とワイン用のぶどうを持ち込み、オーストラリア大陸の大地で育てました。それらは今では国の一大産業になっています。一方、他国から受け入れられた移民達とともに多様性に富んだ食文化を育んできました。

ニュージーランドに移住した英国人もまた、ヒツジや乳牛を放牧して、ワインを作るためにぶどうを育てました。彼らはポリネシアの先住民マオリ人と融和を図り、南太平洋の伝統的な調理法である、地面に穴を掘って肉や野菜を蒸し焼きにするハンギ(島によってロポ、ムームーなどと呼ばれる)をはじめ、彼らの食文化を尊重しました。

オセアニアの島々に暮らす先住民は伝統的に、魚やココナッツ、タロイモ、パンノキの実などを食料としてきました。海洋探検家ジェームズ・クックの業績によりその多くが旧英国領となり、フィジーのように労働者だったインド移民が多く暮らす国もあります。仏領ポリネシアは洗練されたフランスの美食文化が息づき、中心の島タヒチは、奴隷向けの安価な食料確保のため植林するパンノキの苗をカリブの西インド諸島に運んだ輸送船の出発港でもありました。

ミクロネシアでは、パラオマーシャル諸島ミクロネシア連邦はかって南洋諸島として日本が委任統治していた時代があり、今も日本の言葉や食文化がわずかに残っています。

 

オセアニアでよく使われる食材、調味料など

タロイモタロイモの葉

サトイモ科の多年草。東南アジア原産で、ポリネシア、南太平洋の島々で広く栽培される。さといも、やつがしら、えびいも、セレベス芋など粘りのあるもので代用。タロイモの葉は、スイスチャード(フダン草)、ほうれん草、小松菜で代用可。

 

バナナの葉

食材ではなく、食材を包んで蒸し焼きにする時使う。よい香りがつくが、手に入らなければアルミホイルで代用可。