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やっておきたい相続の準備 1

家族が亡くなると、必ず「相続」が生じます。残念ながら、それがもとでトラブルになることもあります。残された親族のために、今のうちにどういった準備をしておいた方がいいのかについて考えてみました。

 

”争続”にならないように

「相続」というと、資産家の話といったイメージがある人も多いのではないでしょうか。相続税ではなく、相続との観点でいえば、実は誰でも直面します。なぜなら預貯金をはじめ、土地や建物といった不動産、家財一式も相続財産になるからです。

それをどう分けるかといった、家族や親族間でのトラブル”争続”は、実際に多く発生しています。しかも、1000万円以下の遺産額で、”争続”になったケースは、全体の3割を越えているのです。後に不要なトラブルとならないよう、今から準備をしてほしいです。

 

財産の棚卸しを進めよう

相続とは、「争うことなく、スムーズに次の世代に引き継ぐこと」であると考えています。そのため、相続人や親族の手を煩わせないような準備をしておきたいものです。

まずは、「財産の棚卸し」からです。つまり、どういった財産を所有しているのかをはっきりさせておきましょう。全財産の中で不動産と預貯金が大きな割合を占めます。

預貯金がいくらあり、どこの銀行に預けているのか、不動産はどこのあるのか、売買契約書や通帳などはどの場所に保管しているのかといった内容をエンディングノートなどにまとめておくといいでしょう。万が一の際、相続人となる配偶者や子どもらが、「預貯金は、どこに預けていたのか」「さまざまな契約書はどこにしまってあるのか」といったことが分かるようにするのです。預貯金を複数の口座で所有している場合、少額であれば、管理できる範囲内でまとめておくといいでしょう。整理してあれば、相続時に相続人が手続きする手間を減らすことができます。保険の整理や見直しも大切です。故人の保険契約を家族が確認できる「生命保険契約紹介制度」の運用が始まっていますが、それでも、いざというときに、「どんな保険に加入していて、その問い合わせ先が分からない」といったことがないよう、書類をまとめておき、必要な人と共有しておくと困りません。「契約者」「被保険者」「受取人」の確認も大切です。次の世代への相続と考えた場合、全ての受取人が配偶者でいいのか、場合によっては、一部は子どもに、といった再検討ができたら、より好ましいといえます。保険の中身が今の自分に適しているかどうかも。専門家にみてもらうといいでしょう。子どもの自立による家族構成の変化などによって保険の内容が異なってくるためです。今の自分のニーズや目的に合っているかどうか、確認することが大切です。