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脳の力、生かせていますか? 1

仕事の思考や活動を司る脳。集中力や発想力、判断力など、勉強や仕事のパフォーマンスは脳の状態に左右されます。やる気の出し方や脳の力を生かすためのポイント、トレーニングの方法について調べたみました。

 

ルーティンで取り組みやすく

”やらなきゃいけないことがあるのに、やる気がでない・・・”と悩んでいる人はいませんか?やる気を出すには「まず行動をしはじめること」が有効な手段です。脳には線条体というやる気の中核となる部分があります。線条体は、運動の開始や維持に関係し、やる気が出るのを待つのではなく、動き始めることで活性化するのです。

線条体は、快感の予測でも活性化します。成績が上がって褒められたり、仕事で報酬を得たりする体験を重ねると、報酬を予測し、線条体の活性化が前倒しされるようになり、やる気や集中力を高めることになります。また、ルーティン(日課)が、仕事モーに切り替える”スイッチ”になることも。着替える、ネクタイを締める、電車に乗るなど、勉強や仕事をする場所に行くことが、自然とやる気をだすルーティンになっていた人も多いと思います。しかし、コロナ禍の影響で、在宅勤務(テレワーク)やオンライン授業になり、職場や学校に行かないケースが増えています。移動がなくても切り替えられるよう、仕事や勉強の前に、机の上を拭いたり、今日やることをノートに書いたりするなど、自らルーティンを決めることも工夫の一つです。

 

休む前に次の動きを決める

集中力、注意力を高めるポイントは、とてもシンプルです。見るべきところを「しっかり見る」と意識することです。例えば鉄道関係の人たちが指さし確認したり、受験生がマーカーで教科書に線を引いたりするのは、そこを強制的に見るためです。

何かを注視すると眼球コントロールに関わる前頭眼野を中心に前頭葉が活性化し、集中力が上がります。注意して見つめることで集中力が上がるのです。

”集中が途切れないのが理想”と思いがちですが、それは不可能です。多くの人は10~15分もたてば、集中力は切れてしまいます。集中力に限界があることを知り、積極的にリセットすることが大切です。よく”疲れたときは糖質補給”といわれます。甘い物が口に入るだけで脳のドーパミン系が活性化し、気分転換になります。実際、栄養が脳に届くのは先のこと。集中力を取り戻すためには少量の甘い物を口に含むだけでも十分なのです。また、休憩は、長く休めば良いというわけではありません。大事なことは、思い込むこと。たとえ1分だったとしても、「ここで1分休めば、回復して能力は上がる」と思うことです。甘い物と同様、体力的に回復することとは違います。休みをきっかけに、スイッチを入れ直すのです。休憩後に何をやすかを決めてから休むことが、上手な休み方の基本です。