いびきは病気発見の手掛かり 2
自分の睡眠に興味を持つ
人が寝ている時、いびきや寝言、歯ぎしりなどの異変に気付いたら、伝えてあげましょう。本人が気付いていないことも多くあります。相手のいびきで寝れない場合、一緒に寝ている人も生活習慣病を発症しやすいので、伝えることがお互いのためになります。
1人暮しだと、いびきが指摘される機会がないかもしれません。”自分は大丈夫だろう”と思うかもしれませんが、指摘されない分、より深刻な状態になってしまうことも。
例えば、朝起きた時に喉がカラカラに乾いていたり、十分な睡眠時間を取っているはずなのに、日中に強い眠気があったりする場合は、いびきを疑ってみましょう。スマホのアプリで、睡眠時のいびきや呼吸状態を確認できるものもあります。まずは、自分の睡眠に興味を持つことから始めてみましょう。ドラマやマンガでも、寝ていることをいびきで表現するほど、いびきは身近な存在です。しかし、”たかがいびき”ではなく、無呼吸症候群やその先にある病気を発見する一つの手掛かりだと思って、ぜひ積極的に改善に努めてみてください。
ポイント
① 舌の筋力を鍛えよう
② あおむけよりも横向きが効果的
③ 朝の発酵食品がオススメ
例1
舌のトレーニング
① 前後運動
口を開けて舌を前につきだし、5秒キープ、引っ込めて5秒キープを3セット
引っ込める時は舌の先端を上の歯の裏に付、そのまま引っ張るイメージで
② 舌、顎の運動
口を大きく開け、「あーいーうーえーおー」と言いながら、顔と口の筋肉を大き
く動かす。3回繰り返す。舌や顎を痛めないように、無理のない範囲で。
③ 上下運動
口を開け、舌を上顎に押しつけて10秒キープ、舌顎に押しつけて10.秒キープを3
セット
④ 回転運動
口を閉じたまま口の中でゆっくり舌をぐるっと回転させる。3回繰り返す。
舌で歯の表面と歯茎をなめ回すイメージで
⑤ 頬の運動
口を閉じたまま頬を大きく膨らませて5秒キープ、すぼめて5秒キープを3セット
例2 シムスの体位
仰向けに寝て顎が前に出ていると、舌根沈下しやすい状態に。いびきをかく人
は、横向きやうつぶせで寝るのがお勧めです。
・ 左右どちらを下にしてもOK
・ 抱き枕はなくてもOK
・ 上側の膝は曲げ、下側の足は真っ直ぐに