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中国料理の食事作法

中国料理の食事作法

礼を重んじる中国では、宴席の招待のしかた、食卓の整えかた、席次、着席のしかた、

酒のすすめかた、招待される客と招く主人側の立場による処しかた、食べかたなどに、

当然必要な作法があります。

中国の食事様式の重要な特徴は、一つの卓を囲み、大皿から各自に取り分ける集餐式で

あることです。

主人は主賓を上席に案内し、他の客を適切な位置に着席させ、常に料理の内容や進行に

気を配ります。酒は主賓から注ぎ、全員そろって乾盃してから開宴します。

料理は主賓の正面にまず置かれ、主賓の分から取り分ける(毒味の意味で主人から箸をつける習慣も昔はあった)。

陪客たちも、他の客の分が不足せぬよう、取った後の皿が見苦しくならぬよう、さりげなく気をつけます。

 

 ① 宴会料理の飾り盛りされた前菜は目で鑑賞し、食材は人数分で構成されているの

   で、1種類ずつ取り分ける。

 

 ② 料理を取り分ける際には、右手にサーバースプーン、左手にサーバーフォークを

   持つ

 

 ③ 料理皿のサーバーは、下にフォーク、上にスプーンを伏せて重ねた状態にする

 

 ④ 食べる早さは周りの人に合わせる

 

 ⑤ ふかひれの姿煮や湯麺類は、左手のれんげに受け、右手の箸で口に運ぶ。

   スープを飲むときは、れんげは右手に持ち替える

 

 ⑥ 飯椀は手に持ってもよいが、湯椀、取り皿は手に持たない

 

 ⑦ フィンガーボウルやおしぼりを出されたら、手を使って食べてもよい

 

 ⑧ 小骨は口の中でより分け、目だたないようにれんがか箸で受け、取り皿の端に置

   く

 

 ⑨ 蓋付きのお茶が出されたら、蓋をずらして飲む

 

 

 食卓の整え方

  宮廷の宴席では、四角いテーブルを8人で囲む八仙卓子が基本とされていたが、

  現代の宴席では、人数の調整がしやすい円卓が多く採用されています。

  まず、テーブルクロスをかけ、卓上中央にターンテーブルをのせ中央に盛花を

  飾ります。セッティングは、各席ごとに料理、調味料、酒類に応じた食器類、 

  グラス類を並べ、菜単、ナプキン、場合によっては席礼を置きます。

 

食卓の席次

 重要な集まりの席次は、宴席の主旨、出席者の地位、経歴、年齢などを考慮して決め

 ます。

 中国の宮廷では、「南面の皇帝、北面の臣下」といい、北が上位であった。

 現代では、会場の入り口から見て奥の中央が上位席となり、入り口に近い席は

 下位の席となります。

 席次は最初に主賓席を決め、序列による席次にするかどうかはホスト側の意向により

 ます。

 いずれにしろ、おだやかな雰囲気になるようバランスの取れた配席にするのが通例で

 す。