世界三大珍味とは
世界の三代珍味
1. トリュフ
2. キャビア
3. フォアグラ
といわれています
1. トリュフ
フランス、イタリアなど主にヨーロッパで採取される地下生の食用きのこ。
セイヨウショウロ科。人工的には栽培できないので非常に高価なものである。
類球形で香りが高い。丸く重量があり、締まって黒いものが良品とされる。
わが国では、輸入品の水煮缶詰、空輸の生のものが利用される。
シーズンは10~5月で、雑木林を特殊な訓練をした豚や犬にかぎ出させて採取
する。
フランス料理でソースの香りづけや卵料理、鶏・野鳥料理などのつけ合わせに
用いる。また。オードブルの飾りにもされる。
特に、フォアグラのパテには不可欠のものである。
2. キャビア
チョウザメの卵を塩蔵したもの。
目の粗いふるいに入れてもみながら卵膜を除き、卵粒を一つ一つ分離して塩漬け
にする。大変、高価である。
主産地はロシア、イランなど。特にカスピ海、黒海のものが最高級品とされる。
薄い緑色または灰色をした大粒のものが上質。一般に市販されている比較的安価
で黒色をしたものは、ランプフィッシュ(ダンゴウオの一種)の卵を塩蔵した
キャビアの代用品(コピー食品)で、デンマーク、ノルウェーなど北欧が主産地
である。わが国へは缶詰、瓶詰めで輸入されるが、最近では生のものも空輸され
ている。
主として、オードブルに用いられ、バターを塗った黒パンの薄切りにキャビアを
のせ、レモンをしぼって食べたりする。
3. フォアグラ
ガチョウまたはカモを強制飼育して肝臓を肥大させたもので、なかには2㎏に
達するものもある。
フランスのアルザスやペリゴール地方で飼育されたガチョウからとるフォアグラ
が有名である。フランス以外でも、オーストリア、イスラエル、チェコスロバキ
アなどの国々で良質のフォアグラを産する。
よいフォアグラは、やや黄色みを帯びた白色にピンク色のすじが入り、きめの
しっかりしたものである。
温製、冷製、いろいろな料理に用いられるが、ソテーやテリーヌにして食べるの
が最上といわれる。わが国へは缶詰や冷凍品が輸入されている。
*パテ 肉や魚、野菜、果物などをパイ生地に包んでオーブンで焼いた料理
*ソテー 少量の油で獣鳥魚肉や野菜類を炒める調理法。
*テリーヌ ふたつきの焼く物容器に、いろいろな詰め物をして焼き上げた料理
すりつぶした肉、魚、野菜などを豚の背脂やバターを敷いた型に入
れ、そのままオーブンで焼くか、湯せんにしてオーブンに入れ、
火を通す。通常、冷ましてから供卓する。