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植物の力「ファイトケミカル」 1

ファイトケミカルは、植物が持つ色素や香り、渋み、苦味、アクなどの成分の事です。強い抗酸化作用を持ち、病気の原因を取り除いたり、免疫力アップに寄与したりすることが期待されています。

 

病気の原因になる活性酸素

ファイトケミカルとは「植物に含まれる化学物質」のことで、その数は1万種類を超えるといわれています。また、人間は体内で作り出すことができないので、植物から摂取する必要があります。代表的なファイトケミカルには、カロテノイドやポリフェノールなどがあります。

大きな特長は、体内に取り入れたときに、「活性酸素」を消去する強力な抗酸化作用を持つことです。活性酸素とは、酸素が変質して、他の物質と結びつきやすく、(酸化しやすく)なった状態のもの。これらは呼吸や紫外線、食品添加物、タバコ、ストレス、環境汚染物質などによって発生することが分かっています。特に、感染や炎症により発生するといわれています。

体内に侵入してきたウイルスや細菌を排除する役割を担っていますが、毒性が強いため、強すぎると細胞を傷つけてしまうこともあります。活性酸素が増え、処理できなくなると、染みやシワ、白髪などの老化が進んだり、白内障などの目の病気、がん、心臓病などの生活習慣病感染症などにかかりやすくなったりします。

日頃から野菜を食べ、ファイトケミカルを取ることで、活性酸素の増加を防ぎ、あらゆる不調の改善・予防が期待できるのです。

 

加熱すると吸収力UP

サラダやジュースで生野菜を食べても、ファイトケミカルを十分に取ることは難しいといえます。なぜなら、ファイトケミカルの多くは、野菜の固い細胞壁で覆われ、かむだけでは壊すことができないからです。頑丈な細胞壁を壊す簡単な方法は、野菜を加熱してスープにすることです。5~10分ほどゆでると、野菜の有効成分がスープに溶け出します。ファイトケミカルの吸収という意味では、加熱した方が、生で野菜を取る10~100倍の抗酸化作用を発揮することが分かっています。また、加熱すると野菜のかさが小さくなるので、無理なく野菜の摂取量を増やすことができるのです。

スープの作り方は簡単で、季節の野菜を切って、水を入れてコトコト煮るだけです。野菜の味が溶け出し、深い味わいになるので、味つけをしなくても十分美味しく食べられますが、物足りなければ岩塩や醤油、みそ、カレー粉などで味付けします。ぜひ作ってみてください。