2021年 年の初めに
主な行事食
正月 1月1日~3日 おせち料理、雑煮、屠蘇
鏡開き 1月11日 鏡餅入りのしるこ、雑煮
小正月 1月15日 小豆がゆ、まゆ玉だんご
節分 2月3日 いり豆、いわし、太巻き
初午 2月始め 米粉のだんご
上巳の節句 3月3日 ひし餅、ひなあられ、白酒
春の彼岸 3月21日(中日) ぼた餅
灌仏会 4月8日 甘茶、精進料理
七夕の節句 7がつ7日 冷や麦、そうめん
お盆 7月13日~15日 うどん、そうめん
夏の土用 7月20日前後 うなぎ
八朔 8月1日 まんじゅう、ぼた餅
十五夜 8月15日(旧暦) さといも、月見だんご
十三夜 9月13日(旧暦) 枝豆、月見だんご
秋の彼岸 9月23日(中日) おはぎ
玄諸 10月亥の日 亥の子もち
七・五・三 11月15日 千歳あめ
新嘗祭 11月23日 もち、赤飯
大晦日 12月31日 年越しそば
屠蘇
酒またはみりんに屠蘇散(ききょう、ぼうふう、さんしょう、にっけい、びゃくじつなどを調合したもの)を浸して浸出させた薬酒。正月に1年間の邪気払いと延命長寿を願って飲まれる。
甘茶
ユキノシタ科の落葉低木。その若葉を蒸してもみ、乾燥したものを煎じ、いわゆる甘茶として飲む。黄褐色で甘味が強い。4月8日の花祭りの仏像に注ぐ甘茶として古くから用いられてきた。
菖蒲湯
菖蒲の葉や根を入れてわかした風呂。邪気を払うといわれる。
柚子湯
ユズとともに煮た砂糖水を熱湯に注ぎ、好みの薄さにして飲み飲料。熱い砂糖湯にユズをしぼりいれてもよい。
冬至の日に入るユズを入れたふろ。
古来より、ハレの日とは神と接する特別な日で、日常の食事にはない特別な料理が作られたが、ケと呼ばれる日常生活での食事は、米以外の雑穀などである場合が多かった。
この完全に異なる日常と非日常は、定期的に繰り返されるようになり、季節の変わり目や人生の節目には人々が集い、食事を供にした。これは、農耕民族として天地の恵みに感謝し、自然をおそれ敬う気持ちの現れといえるのではないでしょうか。
人生における行事食
誕生 産飯(うぶめし)
お七夜(名付け祝い) 赤飯、鯛
初宮参り 赤飯、紅白餅、かつお節
五十日 戴き餅
百日(くいぞめ) くいぞめ膳
初誕生日 赤飯、力餅
七五三 赤飯、鯛
入学 赤飯
卒業 赤飯
成人式 赤飯
婚礼 赤飯、かつお節
出産 産飯
還暦・古希・喜寿・米寿 赤飯
死去 枕飯、枕団子
長寿祝い
61歳 還暦
70歳 古希
77歳 喜寿
80歳 傘寿
88歳 米寿
90歳 卒寿
99歳 白寿
100歳 百寿、百寿(ももじゅ)、百賀