想い出の旅 中国 上海・蘇州
1999年 上海・蘇州に職場の慰安旅行で行きました。
上海は、中国最大の都市です。
中心部にある外灘(バンド)は海沿いの遊歩道で、この一帯には植民地時代の建物が並んでいます。
外灘エリアはヨーロッパのような歴史的な建物の街並み、川の向こう側には近代的なビルを臨むことができ、素敵な景色が1度に楽しめる場所です。
みんなでそぞろ歩きをしながら、過去の上海と現代の上海を見ることができて、感慨深さを感じました。
豫園は、とてもきれいで建物が立派で、どこを見ても趣のある庭園をゆっくり散策したあと、周辺にある「豫園高城」で小籠包などの食事を楽しんだり、色々な店を見てまわりました。
南京東路は、上海屈指の繁華街で、昔ながらの上海の町並みが残っていて、ちょっと路地の奥に入ると、昔の長屋のような家並みがあり、洗濯物が干してあり、雑泊とした雰囲気の庶民の生活が感じられる地域でした。
夕食を町のレストランでしましたが、日本でいう、鍋物みたいな料理で、若い職員は,「気分が悪くなりそう」といって、ほかの料理を食べていました。
私も食べたくなかったのですが、上司が食べているので仕方なく食べました。
ほかの人からは、小声で、「お腹を壊しそうだから食べない方がいいのではないか」といわれましたが、少しだけ食べました。
でも、少ししか食べなかったので、大丈夫でしたよ
食文化の違いでしょうか、日本人とは味覚が違うようです
蘇州は、東洋のベニスと呼ばれている、水と緑の豊かな町で、上海の西側にあり、 運河、橋、庭園で知られています。
本当に東洋のベニスなの?と疑いながら、上海からバスで約2時間50分で、蘇州に着きました。
確かに運河がありましたが、あまり、きれいではないように感じました。
拙政園は、池や島を結ぶジグザグの橋
留園は、華麗な楼閣や印象的な石灰岩の太湖石がありました。
虎丘公園には、虎丘の斜塔と呼ばれる七重の雲岩寺塔がありました。
寒山寺は臨済宗の仏教寺院で、寒山拾得の故事で名高いお寺です。
楓橋路に面しており、唐代の詩人張継が詠んだ漢詩「楓橋夜泊」の石碑がありました。
日本映画「支那の夜」の挿入歌「蘇州夜曲」でも登場する寺院で
「涙ぐむよなおぼろの月に鐘が鳴ります寒山寺」とあります。
みんなで並んで寒山寺の鐘を鳴らしました。
「除夜の鐘みたいだね」とワイワイガヤガヤ言いながら、鐘をならしました。
今度の旅行で一番の想い出になったお寺でした。
北京への旅行の時も感じましたが、中国という国の広大さと、歴史の重みを感じました。
中国は国が広いので、北京語が標準語で、それぞれの地域で同じ中国語でも微妙に違うとのことです。
北京語と上海語も違うとのことです。
ただ、北京語が標準語なので、北京語を話す人も多いとの事でした。