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冬のビタミンD不足に注意をしよう! 1

気温が下がると,家にこもりがちになり、日光浴の機会が減ります。そうなると生成されるはずのビタミンDが欠乏し、骨が弱くなったり、免疫力が下がったりします。

日中、外に出て太陽の光を浴びると気分がすっきりします。日光浴は気持ちだけでなく健康維持の面でも効果があります。日光には乱れた体内時計をリセットする効果があり、また、朝に日光を浴びることで夜間に分泌されるメラト二ンにより、睡眠が深くなります。次に体の痛みを緩和させる効果があります。日光を浴びることで、「脳内麻薬」とも呼ばれるβエンドルフィンが分泌され、これにより、ストレス軽減や痛みの緩和につながると考えられます。また、近視の予防にも効果的。日光にはバイオレットライトという紫の光が含まれています。これを適切に浴びると、近視を予防できることがわかっています。さまざまな健康効果の中でも、特に注目したいのが、紫外線を浴びると皮膚で合成されるビタミンD。日光を浴びることの最大のメリットといえるかもしれません。紫外線が最も強う野は、南の空に太陽が高く上がる正午を挟む2時間前後です。本来、この時間に15~20分間ほど日光浴をすることがビタミンDの充足に効果的です。ただ、冬の季節はもともと紫外線量が少なく、ビタミンDを日光浴だけで充足させるのは難しいです。

 

ビタミンDの欠乏は、骨軟化症、リウマチなどの自己免疫疾患、心筋梗塞などのさまざまな病気のリスクを高めるという指摘があります。中でも、花粉症などのアレルギー疾患は、代表的な症状の一つです。人間の体には、細菌や、ウイルスなどの異物が入ってきたときにそれを除去しようとする免疫機能があります。そうした過剰な免疫機能抑制してくれるリンパ球の一種「制御性T細胞」があります。免疫反応のブレーキ役ともいえる制御性T細胞が正しく働くためにも、ビタミンDは欠かせません。

 

ビタミンDという栄養素は、日本では長年、カルシウムの吸収率を高め、骨を健康に保つものとして研究されてきました。近年、それだけでなく、体の免疫機能を調節する働きがあることが分かってきました。また、体に本来備わる抗菌機能を高める上でも大切な栄養素です。ビタミンDを取ると、皮膚や粘膜で抗菌ペプチドが分泌されます。逆に欠乏状態だと体の防御能力を保てず、さまざまな感染症を招き、ウイルスなどにも対抗しにくくなるので注意が必要です。冬に流行するインフルエンザや、新たな感染症数が増加している新型コロナの予防にも、自身の免疫力を高めることが大切です。