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想い出の旅 津和野

山の緑に映える朱の鳥居と城下町。山陰の小京都と呼ばれる津和野には、歴史、願掛け、和雑貨や伝統の和菓子などの魅力が一杯です。誰もが心癒やされるその風情をしっかり毎期ツすることができます。「つわぶきの生い茂る野」がその地名のいわれと伝えられます。鎌倉時代末期に津和野盆地を一望する霊亀山に城が築かれると、山陰と山陽を結ぶ街道の要衝となり、江戸時代には和紙を中心とする産業で栄えました。町を望む山の中腹には、日本五大稲荷の一つ「太鼓谷稲成神社」が鎮座。山の麓に広がる町並みには当時の面影が色濃く残り、山深くに佇む古都の風情は「山陰の小京都」とも呼ばれます。武家屋敷や旧藩校が並ぶ「殿町通り」へ。この通り沿いにある掘割(用水路)を

泳ぐ鯉は、津和野の代表的な光景です。江戸時代の初め、津和野藩主・坂崎直盛によって建設された掘割で、水路に発生する蚊のの幼虫を駆除するために、疾病対策として鯉が泳がされたのだそうです。白壁に囲まれた道を歩いて行くと、堀割を泳ぐ錦鯉の美しい姿が見えてきます。鯉は縁起の良い生き物として喜ばれマスが,堀割を泳ぐのはどれもこれも大きくて立派な鯉ばかりで、その優雅な姿に見とれてしまいます。

レトロな津和野の町並みに佇む、ゴシック様式の「津和野カトリック教会」があります。礼拝堂は国内でも珍しい畳敷きで、ステンドグラスから美しい光が降り注ぎます。

厳粛な雰囲気の中、祈りを捧げていると気持ちが自然と落ち着きます。明治維新直後、

津和野には隠れキリシタン153人が配流され、過酷な拷問が繰り返されたという悲しい歴史が伝えられています。津和野のお土産といえば、「源氏巻」。カステラ生地に餡を包んで焼き上げられる銘菓です。原型となったお菓子は「忠臣蔵」の吉良上野介に縁があり、名付けの由来は「源氏物語」にちなむ逸話があるとか(いずれも諸説あり)。餡とともに歴史ロマンもたっぷり詰まったお菓子です。

そのほか、見どころとしては津和野城址、文豪・森鴎外の旧宅や記念館、広大な流鏑馬馬場のある八幡宮などがあります。

森鴎外記念館

 「舞姫」や「高瀬舟」を始め、多くの崎品を著した森鴎外ゆかりの品々や、直筆原稿など貴重な資料が一般公開されており、北側には「森鴎外旧宅」残っています。

軍医と文学者というふたつの人生を生きた鴎外の、10歳の上京から60歳で生涯を閉じるまでを貴重な資料で紹介するほか、多感な時期を過ごした津和野時代を振り返る構成になっています。

津和野で一番良かったのは堀割を歩きながら、鯉にえさをやり、友人とおしゃべりをして楽しんだことです。