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冬の頭皮トラブルを防ぐには 1

毎日髪を洗っているのに、なぜか頭がかゆかったり、フケが出てきたりするのはなぜなんでしょうか?

乾燥と脂が原因

冬になると、かゆみやフケなど、頭皮のトラブルが多くなるーーーそう感じている人もいるのではないでしょうか。かゆみやフケの主な原因として、乾燥と皮脂の酸化が挙げられます。肌が乾燥しやすい人は、湿度が低くなる今の時期は、頭皮のトラブルが出やすくなります。特に、アトピー性皮膚炎の人は顕著です。

脂性肌の人に多い脂漏性皮膚炎は、脂が必要以上に多く分泌され、マラセチア菌(誰の頭皮にもある常在菌の一種)が繁殖します。その酸化した脂が皮膚への刺激となり、症状が出てきます。いずれも、かゆみやフケが主な症状ですが、乾燥肌はしっかり保湿し、脂性肌は脂を洗い流すなど、原因や対処法は異なるため、注意が必要です。

 

年代別の特徴

脂漏性皮膚炎は、男性の方が、女性の2~3倍なりやすく、男性は40代、女性は30代に多い傾向があります。乳児も脂漏性皮膚炎になる場合があります。それは、母親の女性ホルモンの影響によるケースもあり、対応も異なりますが、比較的、自然に治っていくことが多いものです。中高生の思春期にフケが多くなってしまうのも、ホルモンが影響しています。また、脂が増える時期なので、ニキビなどの肌トラブルも多くなりがちです。酸化した脂が皮膚への刺激にならないよう、少し多めに洗うことが求められます。

フケは、細胞が古くなってはがれ落ちた角質の固まりで、本来誰にでもあります。この細胞の生まれ変わりが早くなりすぎると、フケとして目に見えてくるのです。

「フケ=不潔」といった、間違ったイメージをなくすことも重要です。

 

乾燥か脂性か

頭皮のトラブルを防ぐために最も大事なことは、自分の体質を理解することです。

乾燥している人が洗いすぎたり、皮脂が多い人が保湿をしたりするのは、逆効果になってしまうことがあるからです。では、どのように判断すればいいのでしょうか。

肌の特徴は、頭皮だけに出るものではありません。乾燥は、脛から始まり、腰、そして全身に広がるものです。自分が乾燥肌か、脂性肌かを知るには、まず脛の潤いの状態をみてみましょう。また、フケや耳あかで体質が分かることもあります。フケや耳あかが、パラパラと乾いている人は乾燥肌、ベタべタして湿っぽい人は、脂性肌の傾向があります。頭皮のトラブルは、体質に合わせたケアをすれば、多くは改善するものです。

ケアの努力をしても、1ヵ月以上、トラブルが続くようであれば、皮膚科の受診をお勧めします。