日本の主な郷土料理2
・ずんだ餅
ずんだとは枝豆をゆでてすり潰したもの。川をむいた枝豆をすり潰し、塩、酒、
砂糖で調味し、つきたての餅に絡めたもの。鮮やかな緑色と豆の香りが特徴。
・温麺
白石市の名物。冷や麦程度の太さで、長さ10㎝たらずの麺。
油を使わずに作っているのでさっぱりしている。ゆでて水にさらし、醤油だれ、
くるみだれ、ごまだれで食べるほか、温かくしてたべたり、味噌汁や鍋物に
入れたりする。
・ほや料理
「海のパイナップル」とも呼ばれるほや。県民には馴染の深い料理で、他に類を
みない食感と独特の風味が愛されています。
・きりたんぽ
新米を固めに炊き、米粒の形が多少残る程度につきつぶし、秋田杉の串に
握りつけ、塩水の中でしぼったぬれぶきんの上で転がしながら形を整え、
炉端に立てて焼く。鶏ガラのスープに野菜やキノコを入れ、いっしょに煮て
食べる。みそたんぽといって、甘味噌をつけて焼く方法もある。
・はたはたずし
腹にブリコと呼ばれる卵を持ったハタハタを使ったいずしの一種。
2~3日塩つけにした後、一晩漬けて身を締めたハタハタを、こうじを混ぜた
飯、薄切りのニンジン、かぶ、こんぶなどと交互にササの葉を敷いた専用の
おけに漬け込み、重しをして作る。12月初旬に漬けられ、正月料理として食べ
られる。
鍋にだしを入れ、その6~7%ののしょっつるとみりんを加え、ハタハタ、
豆腐、白菜、ねぎ、たけのこ、きのこ、海藻などを入れ、煮ながら食べる。
秋田南部の手延べ製法による干しうどんである。打ち粉としてデンプンを使う
点や、平べったい形状が特徴。ひねりながら練るという独特の製法により、
麺は気泡により中空になっている。そのため滑らかな食感が得られる。
・納豆汁
豆腐、油揚げ、こんにゃく、このこ、いもがらなどを入れたみそ汁に、すりおろ
した糸引き納豆を加えたもの。刻みねぎやせり、みつばを添える。
・いも煮
基本の具材は、里芋、牛肉、こんにゃく、ねぎだが、地域により味付けや具材の
種類にちがいがある。日本海側の庄内地で、具は牛肉の代わりに豚肉を用い、
その他の具材は、厚揚げ、こんにゃく、ねぎなどを用いる。味付けは、豚肉に
合うように味噌仕立てが定番である。
・くじら餅
庄内地方の名物。米を粉にしてよくこね、クルミ、黒砂糖、みそ等を加えて型に
入れ、蒸したもの。その黒ずんだ色と形がいり皮(コロ)に似ているところから
こう名付けられたという。