72歳でブログはじめました!!

72歳のおばあちゃん!ブログ挑戦中!!

植物の力「ファイトケミカル」 2

新鮮な物がオススメ

スープを作る際のポイントを紹介します。

まずは、いろいろな種類の野菜をいれること。野菜スープを作るときは1種類ではなく、できれば5~6種類以上の野菜を使うと、それぞれのファイトケミカルが互いを補い合い、相乗効果が期待できます。オススメの野菜を挙げるとすれば、まずはタマネギ。どんな食材にも合い、ケルセチンが豊富で、血液をサラサラにする効果があります。また、トマトやニンジン、カボチャなどの赤やオレンジの野菜を使うと、βカロテンやリコピンが目の健康や染みの予防に効果的です。また、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は、紫外線を多く浴びている分、抜群の抗酸化力を発揮してくれます。

特に、セロリの緑の葉がオススメです。ダイコンやニンジンの葉などで硬そうな場合は、油で炒めて加えてもよいでしょう。野菜を選ぶ時には、なるべく新鮮な物を選びましょう。紫外線をたくさん浴びた野菜ほどファイトケミカルの力が強く、また、鮮度が高いほど多く摂取することができるからです。収穫後にすぐに手に入る”地産地消”の物は、特にオススメです。

 

無理なくおいしく継続を

血圧や慢性疾患の改善を期待する場合は特に、野菜スープを毎日、しかも継続的に取ることをオススメします。野菜スープのメリットの一つは、作り置きができるところです。冷やしたものを容器に入れ、冷蔵庫なら2~3日、冷凍庫なら2~3週間保存が可能です。ただ、長期間の保存をすると味が劣化するので、その場合はビタミンCの粉末を耳かき1杯程度加えてもよいでしょう。スープの味は変らず、抗菌作用・抗酸化作用によって保存料の役目を果たしてくれます。今回はシンプルな野菜スープを紹介しましたが、加熱してスープ状になっていれば、鍋物やみそ汁でもダお丈夫です。大切なことは、自分に合った方法で、三日坊主にならずに継続することです。普段の食事にもう1品、無理なく、おいしく続けられる健康法として、活用してみてはいかがでしょうか。

 

代表的なファイトケミカル

カロテノイド

赤や黄色、オレンジの色素成分。緑黄色野菜に豊富に含まれ、強い抗酸化作用を持つ。

ニンジンやカボチャなどに含まれるβカロテン、トマトに含まれるリコピン、ほうれん草などに含まれるルテインはカロテノイドの一種。

 

ポリフェノール

野菜、果物、お茶、赤ワインなどに含まれる色素成分。ファイトケミカルの中では最も種類が多く、その数は4000種類以上。代表的なポリフェノールは、タマネギに含まれるケルセチン、お茶に含まれるカテキン、ブルーベリーや赤ワインに含まれるアントシアニンなど。

 

イオウ化合物

ネギ、ワサビなどの辛味成分や香り成分で強力な抗酸化作用と抗菌作用を発揮する。ニンニクに含まれるアリイン、ニンニク・タマネギに含まれるイソアリインはイオウ化合物の一種。

 

ポイント

① 身近な野菜や果物に含まれている

② スープには5~6種類以上の野菜を

③ 冷蔵・冷凍保存も活用

 

野菜スープ基本のレシピ

材料(約800~900ミリリットル)

タマネギ(皮をむく)、ニンジン(皮ごと)、カボチャ(皮をむき、種を取る)、

キャベツ、トマト(へたを取る)、セロリ、セロリの葉・・・合わせて300㌘

水 ・・・900ミリリットル

 

作り方

1 タマネギ、ニンジン、カボチャは一口大に切る。キャベツ、トマトはザク切り、セロリは小口切り、葉はざく切りにする。

2 鍋に水と1をいれる

3 ふたをして火にかける

4 沸騰する直前に火を弱め、弱火で約30分、野菜が柔らかくなるまで煮る