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かかりつけ医をもとう 2

まずは行ってみて確認

これらのポイントを踏まえてかかりつけ医を探すには、まず、風邪などの軽い症状の際に「行ってみる」ことから始めましょう。友人等の口コミもいいですが、あくまで参考として、まずは自分で確かめてみてください。そこで、医師との意思疎通にストレスを感じないか、受付や看護師などのスタッフの印象は悪くないかを確認しましょう。長く付き合う分、少しでも”嫌だな”という点があると、足が遠のく原因になりかねません。

”この先生ならいいかも”と感じたら、その後、何度か通ってみてください。初診で患者と医師の信頼関係を築くことは難しいので、何回か通う中で決めていけたらいいと思います。逆に、初診で「このクリニックはやめよう」と判断するのは避けたいものです。

なぜなら、医師からしたら、1度の診察で病名を特定したり、症状の原因を突き止めたりするのは難しいこともあるからです。また、処方した薬の分量や効果を確認し、改善していなければ、薬の調整や治療方針の再検討が必要になります。初診でクリニックを変えてしまうと、そうした機会を逃すことにもなってしまうのです。

 

将来を見据え訪問診療も

ある程度、近くのクリニックであることも大切です。遠方だと、通うのがおっくうになったり、体調が悪いときに行くこと自体が難しくなったりしてしまいます。そのため、徒歩や自転車で行ける範囲がいいでしょう。タクシーで行くとしても、ツーメーター程度の距離までがいいと思います。勤めてる人にとっては、平日の通院が難しいので、会社の近くでという考え方もあっていいでしょう。何科のクリニックを訪ねたらいいのでしょうか。当然、症状によって外科や皮膚科等と受診先が分かれますが、基本的には内科がいいでしょう。大きな病を患っていなくても、中高年になると、生活習慣病の処置が必要な方が多くなってきます。その場合や、風邪などのよくある症状は、内科が基本になるからです。将来を見据え、訪問診療も行なっているクリニックであれば、よりいいでしょう。症状や高齢により通院が難しくなった場合、切り替えが円滑に進みます。

加えて、家族や患者がよく知っている医師が家に来てくれるのと、新しい医師と「始めました」からスタートするのとでは、安心感が違うと思います。自宅で、息を引き取られた場合、かかりつけ医をもっていないと、家族は警察との対応が必要になることもあります。一方、かかりつけ医や往診していた医師がいれば、駆けつけて死亡診断書を記載することも可能です。医師として最期までみとることができるのです。

自分の人生の最晩年までおつきあいするのがかかりつけ医です。どんなことでも相談でき、頼りになるーーーそうした医師をぜひ、もって下さい。