イタリア料理
イタリア料理の最大の特徴は、各種のパスタ料理にあります。
パスタの種類だけでもスパゲティ、ラザニア、ラビオリ、カネロニ、マカロニ、
タリアテッレなど数百種類に及びます。またリゾットなどの米料理も好まれる料理です。
よく使われる食材は、エビ、イカ、アサリ、スズキ、イワシなどの魚介類、ハム、ボロニアソーセージ、モルタデラソーセージなどの豚肉加工品、ニンニク、トマトなどです。
オリーブ油や各種チーズ(パルメザン、マスカルポーネ、モッツレラ等)も副材料として多用されています。
キャンティ、マルサーラに代表されるワインも豊富です。
地域的に見ると、北部では牛乳・乳製品、肉類、生パスタ等を用いた料理が多いです。
南部ではオリーブ、トマト、にんにく、乾燥パスタ、魚介類を用いた料理が多いです。
各地方の伝統的な郷土料理が受け継がれているのも特色のひとつで、あまり手をかけずに素材の持ち味を生かした家庭的で素朴な料理が多いです。
ピッツァはナポリ地方の料理、サフランで風味付けたリゾットはミラノ風というように
イタリアは各都市ごとに名物料理をもっています。
他に代表的なイタリア料理をあげると、子牛のすね肉の煮込みであるオッソブーコ、
子牛肉の薄切りで生ハムなどを包んで焼くサルティンボッカ、野菜のたっぷり入ったスープのミネストローネなどがあります。
イタリアの菓子では、ティラミスやパンナコッタが名高く、エスプレッソもよくのまれます。
* パンナコッタ パンナはクリームのことで、「クリームを加熱したもの」という
意味を持つ。クリーム、牛乳をゼラチンで固めて作り、ソースを
添えるのが一般的である。
* エスプレッソ エスプレッソマシンで入れる、非常に濃い、こくのあるコーヒー
イタリア料理の献立
① 食前酒
② 前菜 フランス料理のオードブルにあたる
③ 第1の皿 スープ、パスタ、リゾットなど
④ 第2の皿 肉や魚介を使った料理。メインディッシュ
付け合わせ、野菜料理が主である
⑤ チーズ
⑥ デザート
⑦ コーヒー
⑧ 食後酒
イタリア料理のレストラン
リストランテ 本格的な料理
オステリア(タベルナ) 小規模な居酒屋
トラットリア 軽食堂または大衆食堂
家庭料理を出す店
イタリアワイン
イタリアはブドウの栽培に適した土壌や気候に恵まれた世界一のワイン生産国
西北部のピエモント州 ネッビオロ種のブドウから造られる上級の赤ワイン
モスカート・ビアンコ種のブドウから造られる甘口の
白ワインアスティ・スプマンテが有名
アドリア海に面するベネト州 軽い赤ワインのバルポリチェラやバルドリーノ
辛口の白ワインのソアーべ、ブドウを屋根裏
部屋で陰干しして造るレチョートが有名
シチリア島 マルサーラ