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令和は万葉集から3

藤原京への遷都

 藤原京は、日本で初めての中国式の「都城」です。宮を中心に道を碁盤の目のように

 配した「条坊制」で、これはそれまでの「宮」のように天皇が変っても移動しない都

 でした。東西約5.3キロ、南北は約4.8キロという、大規模な都です。持統・文武・

 元明天皇が16年間、ここで政治を行ないました。

 

平城京 奈良の都

 和銅3年(710)、元明天皇が遷都した都です。「奈良の都」とも呼ばれ、平城京

 都が置かれた時代を奈良時代と呼びます。

 東西約4.3、南北約4.8キロで、中央の朱雀大路により左京と右京に分けられました。

 平城京では、5万~10万人が暮らしていたともいわれています。

  小野老の歌

    あをによし  ならの都は 咲く花の

    におうがごとく  今盛りなり

   太宰府で詠まれた望郷の歌で、平城京を詠んだ歌としてよく知られている一首

 

仏教と万葉集

 奈良時代は仏教が広まった時代と言われていますが、諸説があるが、仏教が伝わった

 のは宣化天皇3年(538)のことともいわれている。推古天皇4年(596)には日本初

 の本格的な寺院である飛鳥寺法興寺)が飛鳥の地に建立された。天平13年(741)

 になると、日本全国で国分寺国分尼寺が置かれている。万葉の時代は、日本に、

 仏教が広まり、国を守る教えとされた時代ともいえる。

 お寺の僧侶のことを詠んだ歌や、僧侶が詠んだ歌もあります。

 

万葉集ゆかりの地

 香具山 奈良県橿原市。標高152メートル。聖山とされ、「天の香具山」とも。

     「古事記」「日本書紀」では、天上世界の山として名前が登場し、

     「風土記」には天から降ってきた山という伝説がある。

 

 畝傍山 奈良県橿原市。標高199メートル。大和三山の中ではもっとも高い。

     山麓橿原宮で初代神武天皇が即位をしたといわれ、それが現代の

     橿原神宮の地だといわれている。東側に神武天皇陵、西麓に畝傍山

     口神社がある。

 

 耳梨山 奈良県橿原市。標高139メートル。大和三山の中ではもっとも美しい、

     円錐形の山。南側に藤原京跡がある。

 

 佐保河 奈良市平城京跡の東から南を流れる佐保川。「万葉集」では千鳥が鳴

     く川としてよく登場する。

 

 磐余の池 桜井市池之内から橿原市東池尻町にあったとされる池。

      大津皇子の邸宅はこの池の近くであったとされる。

 

 二上山 奈良県葛城市と大阪府南河内郡太子町の間にある山。

     雌岳は標高474メートル。雄岳は標高517メートル。雄岳山頂付近が

     大津皇子墓所と伝えられている。

 

 伊勢の斎宮 三重県多気明和町天皇に代わり伊勢神宮に奉仕する皇族女性が

       住んだ宮殿。「斎宮」はその女性を指す場合もある。

 

 壱岐の島 海外への通り道の国

      壱岐は国の名で、「万葉集」には壱岐国守などの官名も盛られます。

      現代の長崎県壱岐市に当たり、九州と対馬の中間に位置している本島

      と、周囲の小島を含めて壱岐島と呼んでいます。

      当時朝鮮半島百済新羅との航路は、壱岐対馬を中継点としてい

      ました。

        

 万葉時代の海外交流

  古代日本を発展させた遣唐使

  飛鳥時代から奈良時代にかけて、日本は大陸の唐や朝鮮半島新羅に盛んに

  使節を送りました。唐への使節舒明天皇2年(630)から天長11年(834)まで

  十数回派遣されています。当時の船は遭難することも多かったようですが、危険

  を覚悟で旅だった目的は、大国である唐の最新の文化や政治を学ぶ事でした。