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令和は万葉集から

万葉集は、奈良時代末期に成立したとみられる日本に現存する最古の和歌集である。

全20巻4500首以上の和歌が収められており、「雑歌」宴や旅行での歌、「相聞歌」

男女の恋の歌、「挽歌」人の死に関する歌の3つのジャンルに分かれています。

 

好きな歌

  大和には 郡山あれど

  とりよろふ 天の香具山

  登り立ち  国見をすれば

  国原は   煙立つ立つ

  海原は   鴎立つ立つ

  うまし国ぞ 蜻蛉島  大和の国は

 

 

  春過ぎて 夏来にけれど  白妙の

  衣干すてふ  天の香具山

 

  百伝ふ 磐余の池に 鳴く鴨を

  今日のみ見てや  雲隠りなむ

 

  神風の 伊勢の国にも あらましを

  なにしか来けむ 黄身もあらなくに

 

  あしひきの 山のしづくに 妹待つと

  わが立ち濡れし 山のしづくに

 

  わが背子を 大和へ遣ると  さ夜深けて

  暁露に わが立ち濡れし

 

 うつそみの 人にあるわれや 明日よりは

 二上山を 弟世とわが見ぬ

 

 

  飛鳥  大和政権が生まれ、日本という国家が育ち始めたこの場所は、日本人の

       心のふるさとともいわれています。

 

  ヤマトタケルが国をしのんで歌った歌

    倭は 国のまほろ

    たたなづく  青垣

    山ごもれる  倭しうるわし

 

 

 万葉人の「四季観」

   季節の区分け

     立春  春(1~3月)

         土用(約18日間)

     立夏  夏(4~6月)

         土用(約18日間)

     立秋  秋(7~9月)

         土用(約18日間)

     立冬  冬(10~12月)

         土用(18日間)

 

       *万物はすべて木火土金水の五要素(五行)で出来ているという、

        古代中国の自然観「陰陽五行説」に基づいた考え方。

        木は春、火は夏、金は秋、水は冬、土は季節の変わり目にあてている

 

 

  「万葉集」でもっとも詠まれた季節は秋

    巻八・十の四季の歌(781首)

      秋  441首

      春  172首

      夏  104首

      冬   67首

 

  種類別歌数ランキング

    歌に詠まれた植物や動物の数を見ても、秋の景物として詠まれるものが多い

     動物

       ホトトギス  154首  夏

       雁       65首 秋

       鹿       58首 秋

       ウグイス    51首 春

       鶴       45首 冬

 

    植物 

       萩      141首 秋

       梅      118首 春

       ぬばたま   80首  秋

       紅葉     78首  秋

       松      77首  

 

  万葉時代の暦

    (1)月の満ち欠け=1か月

       月の満ち欠けがそのまま今日の日付になるのが太陰暦です。

    (2)太陽の運行=季節の目安

       月の満ち欠けに沿うと、1年は354日になり、実際の季節よりも11日

       ずつずれていきます。このため太陽の運行に元にした二十四節気

       併用し、実際の季節の目安にした。

    (3)閏月でズレを調整

       3年後には、ほぼ1か月、季節と暦日がずれることになるので、だいたい

       2年半~3年にい回、適当な時期に、閏月を入れて調整した。

    朔望周期は約29.5日なので、大の月(30日)と小の月(29日)がありました。