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宗教と食物禁忌 1

宗教と食物禁忌

宗教や文化上の理由から特定の食物の摂取を制限したり禁止したりすること。

世界中に古くから存在し、宗教などの影響を受けていることが多いが、経験的に培われた食べ方などによることも含まれる。

 

例えば日本では近代科学に基づく医学、医療が不十分な近世までは、健康管理の責任は主として日常の食物を調理する料理人に負わされ、平安時代から中国の本草学に基づいた「医心方」などが刊行され、鎌倉時代には、調理、喫食の指導が禅宗の寺社の僧を中心に、庶民にまでなされた。江戸時代初期には、食物摂取の禁忌を含めた、知恵を和歌にまとめて、覚えやすくした「和歌食物本草」が普及し、健康管理の心得とされていた。その中では、禁忌に五種のタイプがあり、量的な過食を戒める「過食の禁」、特定の食物を長く食べ続ける事の警告「久食の禁」、季節月によってある食物の摂取を禁止する「月禁」、望ましくない二種以上の食物の組み合わせ(食い合わせ)を禁止する

「合食の禁」、最後は病老幼妊産婦等、特別に保護を必要とする人の、望ましくない食べ物が示されている。

 

ユダヤ教

 紀元前1280年頃に起こった、モーゼの律法を基とし、唯一神ヤハウェを信奉するユダ

 ヤ人の宗教。聖典は記された律法「トーラー」と、口伝された律法「タルムード」か

 らなります。70年のエルサレム神殿の破壊後、国を失ったユダヤ人は、1948年の

 イスラエル共和国建国まで世界各地に離散していましたが、シナゴーグ(会堂)を

 中心にその伝統を守ってきました。現在はイスラエル、米国を中心に1500万人ほど

 の宗教人口を擁しています。

 

 コーシャはユダヤ教聖典に書かれた食物規定で、ユダヤ教徒が食べて

 よいとされる清浄な食品。脂肪の多すぎる食べ物は禁じるなど、医学的な意味もある

 といわれています。

 

 コーシャ食品 

 ・ 野菜、果物、穀物、豆類、海藻

 ・ 牛、羊、山羊、鹿など

 ・ 鶏、鴨、アヒル、ガチョウ、七面鳥

 ・ ヒレとたやすく取ることのできるウロコを持った魚

 ・ 卵、乳製品

 

 禁じられている飲食物

  豚肉、うろこ・ひれのない魚介類(えび、いか、うなご等)、血液

  1回の食事で肉と乳製品を一緒に食べてはいけない。

 

 *ユダヤ教徒が特に大切にしている7つの農作物は、小麦、大麦、ぶどう、いちじく

  ザクロ、オリーブ(オイル)、ナツメヤシです。

  聖書に登場するこの7つの作物は、ユダヤ教において重要な役割を果たしてきまし

  た。数字の7はユダヤ教徒にとって聖なる数字でもあります。