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唾液と口内菌の関係  食べ方が分泌量を左右させる?

あまり噛まない食事法を続けていると?

日頃、唾液(つば)について意識していないかもしれませんが、唾液はたくさん仕事をしています。喋ったり歌ったりできるのは唾液が口内を潤してくれるから。粘膜を保護し、消化も助けてくれます。忘れがちなのは抗菌・自浄作用があること!

衛生状態を保つために歯磨き・口ゆすぎは欠かせませんが、抗菌・自浄作用をもつ唾液がいつも口内に分泌されている状態にしたいものです。

唾液は顎の上下運動によって分泌され、上下運動が滞ると分泌されにくくなるとのこと。例えば食事の際に噛まない食事法を続けているとーーー唾液の量が減少→虫歯・歯周病を誘発→歯を失うはめになりかねません。

実は私たちの咀嚼回数や食事回数は大昔はもちろん、戦前に比べてもかなり減少しているというデータが! 堅い食材よりミートソースやシチュー、ファストフード等、やわらかいメニューが現れ、好まれるようになったからでしょうか。時間に追いまくられる生活様式の変化もその理由のひとつでしょう。忙しいからと喉に詰まりたくなくて主食あるいは副菜を汁物で流し込んでいませんか?同じものを出されているのに同席者より食べ終わるのが早い人も要注意。噛んでこそ有益な唾液が出るのに噛まない食事法をしているかもです。

 

よく噛むためのポイント

調理をするときはーーー(食材の組み合わせを工夫)副菜・みそ汁には菜類・葉類・海藻類をお忘れなく。それらは繊維質が多いので、よく噛まざるをえない食品だけでなく歯の付着物を落としてくれるという利点もあり。

(具材を大きく切る)(歯ごたえを残して煮る)ことも有効です。大きな塊は顎を使わざるをえません。噛み応えある食品には食物繊維が多く、脂質や糖質の量は少なめで、ゆっくり吸収されるため、血糖値をあげる危険が少ないともいわれています。

食べるときはーーー(主食と副菜は別々に口に入れる)。ご飯をみそ汁で流し込むのはご法度。(噛むときは箸を置く)(姿勢良く座る)(急がない)こともポイントです。

夏はキュウリがおいしいですね。丸のままキュウリや野菜ステックを生味噌や味噌ディップを付けてポリポリ、粉砕すべし!

では、どのくらい噛めばいいのでしょうか?試しにご飯あるいは甘くないパンを良く噛んで見て下さい。奥歯で潰しているうちに甘さを感じてきませんか?甘くなったのは唾液に含まれる消化酵素アミラーゼがデンプンを分解したから。そこまで行くのが理想。

”一口30回噛もう”というのはそうことだったのです。

よく噛むと少量でも満足し肥満防止につながり、唾液が出ると味覚が敏感になって、食べ物の味がよく分かるようになり、いいことだらけです。

 

栄養バランス

食べ物を「良く噛むこと」「良く噛めること」は、健康作りにとってもとても大切です。虫歯は減っていますが歯周病は成人の多くがなっています(30代で3割以上。年齢が上がるにつれ割合が高くなる)。食べ物をよく噛めなくなると、硬い食品を避けるようになり、ミネラル・ビタミン・食物繊維などの摂取量が低くなってしまいます。食べる楽しみは歯があってこそ、栄養バランスのよい食事と噛む食事法を心掛けたいものです。