おうちで簡単 らっくる体操 2
まずやってみよう!
普段、意識して体を動かしていないと、運動に対してのハードルは高くなります。いきなり、「1時間歩こう」「スクワットを30回やろう」と思ってもなかなかできません。
ハードな運動をしている人を見て、「自分にはできない」と、あきらめてしまいます。
「らっくる体操」を見ると、「これで運動になるの?」と思うかもしれません。でも、最初はこれで十分です。誰でも簡単に、すぐその場でできる運動です。普段、運動をしていない人ほど、体を動かす気持ちよさを感じられるでしょう。実は、それが大事です。例えば、いきなり大掃除は、大変で嫌でも、まずテーブルだけ拭こうと始めたら、エンジンがかかってリビング全体を掃除できてしまった・・・・それと同じです。
やる気は、やり始めた後から出てくるもの。運動も、全くしない0から、少しやってみる1にすることが大きな一歩になるのです。ぜひ、ゆったりした楽な気持ちで、やってみてください。
ルール
1. 脱力してゆっくり自然に呼吸を続ける(止めないこと)
2. 慣れてきたらだんだん大きく回す
3. 痛みや違和感があるときはやらない。無理をしない
4. おへそ周りにしっかり力を入れて、下腹を安定させた状態で行なう
5. 使っている筋肉を意識して行なう
6. なるべく毎日続ける
力を抜いて回すだけ
全く運動習慣のない人向けの「らっくる体操」。足首から順に、膝、股関節、腰と下から上に向かって関節をくるくる回すだけです。基本の動きとなる「力を向いて回す」というシンプルな動作には、大きく分けて、三つのメリットあります。
* 筋肉・筋膜が緩む
回すことによって、筋肉と筋膜が緩み、関節を正しいポジションに近づけること
ができます。日常生活の中では、誰もが体の動かし方のくせがあるものです。
この体操を続けていくことで、良い姿勢が安定し、痛みのない、動きやすい体
になります。
* 体の中心部を鍛え、体幹が安定する
特に上級編だと、関節を回すために、姿勢をしっかり保つ必要があります。姿勢
を維持するためには、腹筋、背筋、お尻といった、体の中心部が使われて、体幹
が鍛えられます。
* 効率よく負担のない動きを獲得できる
関節は毎日動いています。しかし、日常生活において、”大きく動かす”ことはあ
まりありません。あえて、大きく動かしてあげることにとって、日常生活の動作
を鍛えていくことにつながり、効率よく負担の少ない動きを体が覚えます。ま
た、動かした場所だけでなく、周りの筋肉も動くので、体全体にいい影響が広が
っていきます。