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ヨーロッパの食文化・食材・調味料

ユーラシア大陸の西側に位置するヨーロッパは、その最初の文明といわれる古代ギリシャに始まり、392年にヨーロッパを広く領土としていたローマ帝国のテオドシウス帝がキリスト教を国教として以来、現在に至るまで信徒の多さとともにキリスト教文化が広く浸透しています。

 

北ヨーロッパ

バイキングの歴史を今に残し、彼らが長い航海を乗り切る知恵となった保存食の干しタラは、のちにポルトガル人ら大航海時代の船上での食事に大きな助けとなりました。一方、ドイツのハンザ同盟都市が各地に作られ、ドイツ発祥のプロテスタント福音ルター派が普及し、フリカデレのようなドイツ食文化が伝わりました。

 

東ヨーロッパ

アジアや中東からの侵略にさらされた地域。特にイスラム教国のオスマントルコ帝国は、最盛期にはギリシャを含むバルカン半島全域を占有。ケバグやヨーグルト、ロクムといった食品を広めるなど食文化にも影響を残しました。

ブルガリアセルビアなど、東ローマ帝国時代からの正教会の信仰を守った国々もあります。大国ロシアとは、同じ信仰を持つキリル文字文化圏として今もつながっています。

 

中央ヨーロッパ

オスマントルコの侵略を押し返したオーストリアは、ハンガリーと連携して強大な帝国となり、この地を席巻。パプリカシチューのグヤーシュやお菓子のシュ二ッテなど食文化の伝播にも関わりました。

 

西ヨーロッパ・南ヨーロッパ

国同士がまさに「食うか食われるか」の熾烈な覇権競争を展開。貴重なスパイスや奴隷貿易を求めてイギリスやフランス、オランダ、スペイン、ポルトガルなどがアフリカやアジア、新大陸にこぞって進出し、植民地化を進めます。その状況は20世紀半ばまで500年間も続き、今も旧植民地の国々との間で人と食文化の往来が行なわれています。

 

ヨーロッパでよく使われる食材、調味料など

チャイブ

セイヨウアサツキ。青ムギで代用。

 

ジュニパーベリー

セイヨウネズの実。クローブの粒で。

 

キャラウェイシード

セリ科の二年草キャラウェイの種。クキンシードで代用可。

 

マジョラム

シソ科の多年草オレガノ(乾燥)で代用可

 

ブーケガル二

煮込み料理などに使う香草類の束。ローリエ月桂樹の葉)、タイム、パセリ、エストラゴンなど。ローリエとタイムだけでも効果あり。

 

リーキ(ポロねぎ)

ヨーロッパの長ネギ。下仁田ねぎのような太いねぎで代用。

 

バターミルク

発酵乳の一種。日本では流通していないので、牛乳に酢またはレモンを少々加えたり、牛乳にヨーグルトを混ぜたり、スキムミルクとヨーグルトを混ぜて代用できる。

 

フュメ・ド・ポワソン

パエージャやブイヤベースなどに使われる魚介だし。インスタントの顆粒だしも市販されているが、紙パックいりの液状濃縮タイプがおすすめ。冷凍も可能。